岡山放送局

2009年11月23日 23時19分更新

備前焼人間国宝に「名誉市民」


備前市は備前焼作家で人間国宝の伊勢ざき淳さんら市民2人について、文化の興隆などに貢献したとして「名誉市民」の称号を贈ることになりました。

備前焼作家の伊勢ざき淳さんは備前市伊部出身の73歳。
備前焼の技術を細工物の名手と呼ばれた父親の陽山氏から受け継ぎ、後進の育成にも取り組んできました。

作品は、明るい焼け色が特徴で、総理大臣官邸の壁を飾る大判のレリーフなど、建築と融合させた新しい備前焼の可能性を追求しながら創作活動を続け、平成16年に人間国宝に認定されました。

このほか、備前商工会議所の名誉会頭、寺崎和男さんにも「名誉市民」の称号が贈られます。

備前市では、2人を「名誉市民」にするための議案を、11月26日から始まる市議会に提案することにしています。