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「勤労に感謝できない」派遣村元村民らが炊き出し

 「年越し派遣村」で支援を受けた人らが23日、東京・芝公園で、生活困窮者やホームレスの人たちを支援する炊き出しをした。約250人が炊き出しの列に並び、元村民約10人や労組関係者らがご飯や豚汁、ふかし芋を振る舞った。

 生活保護を受給している元村民の代表(48)は「派遣村に恩返ししたいと思い、企画した。ここに集まってきている人たちは職もなく、勤労に感謝できない」と話した。

 会場には生活や労働相談を受け付けるブースを設置。職探しや生活支援の窓口を一本化する政府の「ワンストップ・サービス」に関する説明会もあり、生活困窮者たちが熱心に聞いていた。

 昨年末に建築の内装業の職を失い、1年近くアルバイトをしながらネットカフェで寝泊まりしているという男性(49)は「これからもっと寒くなるし、布団で寝たい。政府の支援があるのなら、そこで住まいを見つけて生活を立て直したい」と話した。

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