ニュース特報

2009年11月19日号

【検察と政治】
小沢氏の資金管理団体「陸山会」にまた、疑惑、本誌編集長のコメントB


●産経新聞配信記事
 産経新聞は19時52分、《小沢氏への献金証言 民主「事実なら議員辞職」 》という見出しで次の記事を配信した。
 民主党の小沢一郎幹事長にからむ「政治とカネ」問題が19日、新たに2件明らかになり、政府・民主党には波紋が広がっている。

 渦中の小沢氏は同日午後、国会内の幹事長室に険しい表情で姿を現した。中堅ゼネコン「水谷建設」の元会長が「平成16年に小沢氏側に少なくとも5千万円を持っていった」と東京地検特捜部に供述していたことが明らかになったものの、小沢事務所は同日夕には、事実関係を否定するコメントを出した。

 民主党幹部らは「私がコメントすべき話ではない」(輿石東参院議員会長)などと一様に口を閉ざした。平野博文官房長官も記者会見で「どういう報道か承知しておらず、コメントを控えたい」と語るだけだった。

 ただ、最高実力者である小沢氏の新たな疑惑は、政権と民主党に打撃を与えかねない。ある議員は「本当なら議員辞職すべきだ。内閣支持率にも影響する」と不安を隠せない様子だった。

 さらに、“元祖小沢ガールズ”の青木愛副幹事長の元公設秘書が「小沢氏の秘書から、秘書給与の一部を、青木氏が代表を務める政党支部に寄付するよう強要された」と証言したことも判明。だが青木氏は詰めかけた報道陣には目もくれず、無言のまま国会を後にした。

●本誌編集長のコメント
「少なくとも、12月18日に開かれる小沢氏の公設第一秘書、大久保隆規被告(48)の初公判で検察側が小沢氏にとって厳しい冒頭陳述をするのは確実な見通しである」


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