携帯電話
これは、大学生の私の姉が体験した本当の話です。
その話を今からお話したいと思います。
姉は友人と三人で夕方ころからドライブへ行っていました。
ちょうど、真っ暗な長いトンネルを通っているときです。
車の中で、着信メロディーが車に響き渡りました。
曲の題名は『運命』でした。でも、曲が少しだけおかしいのに気づきました。
ところどころに、『エリーゼのために』という曲が入っているのです。
姉はもちろん、そんな曲を入れた覚えはありません。
友人の二人に聞いてみても、そんな曲を入れた覚えは無いと言っていました。
姉と友人の二人は、怖くなって携帯の電源を切りました。
すると、着信メロディーは鳴り止みました。
しばらく運転を続けているとまたもや鳴り出しました。
全員の携帯の電源は切っています。
姉はとても怖くなり、携帯の電池までもをぬいてしまいました。
ですが、まだメロディーは鳴り止みません。
不思議に思った友人達は、自分達の携帯の電池をとってみました。
ですが、音が鳴り止むことはありませんでした。
車がトンネルからでました。
その瞬間、メロディーはピタッと鳴り止みました。
姉達はもう、そこのトンネルを通らなくなったそうです。
トンネルには、女の子の霊がとりついているのだそうです。
なんでも、遊びに行った帰りにトンネルの中で交通事故にあって死んでしまった女の子がいたそうです。
その女の子が好きな音楽が『運命』と「エリーゼのために」でした。
その話を聴いた瞬間、姉と友人は呼吸が止まるような思いをしました。
なぜかというと、トンネルを走っている間、ずっと女の子が車をものすごいはやさで追いかけてきたんですから。
投稿者 不明
|
|
|
|