さみしんぼう。


ある所にさみしんぼうと言うものが居ました。
それが人間なのか、動物なのか何なのか誰も知りませんでした。
ある日の事、町に住んでいる男の子が下校中らしく川の上の道を歩いて居ました。男の子がふと立ち止まると前には男の子が居ました。男の子はそのまま歩ぃていこうとしたら前に居た男の子は川を指さし小さな声で  『さみしんぼう...』とつぶゃぃたのです。
男の子は(?)と思い男の子が指さしてる方を見ました。 すると女の子が川でアライグマのように何かを洗っていました。 近くに行ってみると何とソレは
“誰かの顔” でした。

女の子は顔を必死に洗っていたのです。
顔の周りの川の水だけが赤く染まっていました。
男の子は必死になって逃げようとしたら女の子が

『アナタも洗ってあげようか?』とニッコリした笑顔で男の子に言いました。 男の子はブルッと身ぶるいして無我夢中で走って川の上の道に戻りました。 まだ足は震えていました・・。 そのコロには川にはもう誰も居ませんでした。 見わたす限り、誰も―‥。 川も元のすき通った青色でした・・。 後日聞いたのですがとなり町で女の子と男の子が行方不明だったそうです。 『兄妹さんだったらしくてね、とても仲が良かったんですよ。』 僕はその話しを聞くとあの2人じゃないか・・と思うんです。。


投稿者 #のぞみ#