トイレ2


その後、H美がまたトイレに入ると、鏡から長い女の人の髪の毛が手洗い場まで伸びてるのを、見たんです。
「キャァ――――――――」と、H美が叫んで出てきたので、 トイレから走って逃げました。しかし、やっぱりあのトイレが気になるので、今度はS子がドアをおそるおそる開け、覗いてみると、 S子が急に中に入っていったんです。「どうしたの??」と、声をかけてみると、「誰かに手押された・・・」って言うんです。
あのトイレには何かいる、と私達は思ったので、またH美が覗いてみると、今度は鏡に黒い暗号みたいな文字が書かれていたそうです。しかし、もう1回見てみると、その文字は消えているんです。次に私が覗いてみると、「ギィ――・・・ッ」という、個室のドアが開く音が聞こえてきたんです。でも中には誰もいないはず・・・。そして「ジャァ―――」と水の流れる音が!!!恐くなったので、3人で走って逃げました。  

                         H美は少し霊感があるらしく、赤いハイヒールをはいた、きれいな足を見たり、そのトイレから帰る時に、急に早口になって3分ぐらい私に向かって何か、暗号みたいな事を言ってきたり、不思議な現象がおきました。
翌日、先生にその事を言ってみると、昔トイレがあった場所は、学校だったらしいんです。そして、何らかの理由でその学校が取り壊されてしまったそうです。
もう、あんな恐い体験はしたくないので、いくらトイレがしたくても、あのトイレにはいきたくありません。


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