現代よりも離婚率は高かった!? 明治時代の「リカツ」事情
2009年11月23日08時00分 / 提供:メンズサイゾー
結婚活動を「婚活(コンカツ)」と呼ぶのに対し、離婚のための活動を「離活(リカツ)」と呼ぶが、最近は「3組に1組が別れる」大離婚時代を迎えている。しかし、明治時代の日本は、今よりも離婚する夫婦の数がはるかに多かった。
明治時代初期、日本はまだ一夫多妻が当たり前の時代だった。そのため、男性は妻に気に入らない面があると、すぐに離縁(ポイ捨て!?)するのが常識とされていた。あまりに離縁が多いので、江戸時代には「7回以上離縁してはいけない」とルール化した藩もあったほどだ。
そんな常識を改めたのが、文部大臣を務めた森有礼である。彼は一夫多妻制を「旧社会の悪習」と考え、男女同権や一夫一婦制を提唱した。そして自らそれを率先すべく、福沢諭吉を仲介者とし、婚姻の約束事を定めた「契約結婚式」を行った。しかし、「妻がイギリス人男性と不貞な行為(不倫)をした」という理由で、この結婚生活は11年で幕を閉じている(妻の親族が政府転覆計画に関わったため、離縁に至ったという説もある)。
こんな感じで、新たな倫理観を植えつける活動が行われたものの、庶民にはなかなか浸透しなかった。まだ「家族愛」や「家族の絆」という観念がなかった時代で、男性は妻を労働力の一部としか見なしていなかったのだ。そのため、「姑が嫁を気に入らない」を理由に離縁ということも日常茶飯事だったという。その一方で、女性も働き手として自活する能力を持っていたので、離縁を言い渡されても「ハイ、わかりました」とすんなり受け入れ、中には自ら進んで離縁したり、不貞行為に及ぶ女性も少なくなかった。
こうして離婚する夫婦は、現代の約1.5倍もの数に達していたが、明治31年に法律が改正され、簡単に離婚ができないような仕組みになった。また、工業化社会が進んで女性が働き手として自活する場がなくなっていき、徐々に離婚率は減っていったという。
これ以後、「夫は外で働き、妻は家で夫を支える」という考え方が定着するとともに、離婚率は低下の一途をたどった。しかし、80年代に入り「女性の自立」が声高に叫ばれるようになってからは、再び離婚率は上昇に転じることとなった。
※イメージ画像 photo by Loops San from flickr
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