- 2009年11月23日 07:57
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Windows 7 をメインのPCにインストールしたので紹介します
先日 Windows 7 Ultimate (Amazon.co.jp) と併せて Norton Internet Security を購入・インストールしました。
ということで今回は気がついたポイントを紹介していきます。
話があちらこちらに行ってしまいそうですがご了承ください。
私は07年の5月初めから今までの2年半近く Windows Vista を使っており個人的に嫌いではありません。
Windows 7 についてですが当初言われていたカーネルも "MinWin" ではなくVistaベースですし、ましてや "Windows NT 7.0" でもありません。
※ MinWin は軽量カーネルとして注目されていましたが実装は見送られています
※ NT 6.1 です。 因みに Windows Vista は NT 6.0 ですね
何故 Windows Vista は駄目で 7 が良いのか?
作為的に評価を上げているのではないか と内心思っていたのですがどうなのでしょう。
ただ、実際に売り上げは好調なようですね。
・Windows 7 は既存OSの2倍ペースで売れている (マイコミジャーナル)
Windows 7 は動作が軽快であることと "Windows XP Mode" が印象強いのですがXPモードの使い勝手は良くありませんね。 (後述)
Vista が快適に動く環境であれば無理に乗り換えなくても良いのかなと思います。
・Norton Internet Security を無料で30日間試用する (PSchlossΧToolSchloss 2.0)
私はアップグレードではなくマルチブートの環境を構築しました。
パッケージを開封すると32bit版と64bit版の2枚のDVD ROMが入っていました。
Vista のインストールディスクには全てのエディションが含まれていますが Windows 7 の場合は Ultimate 専用 (のみ) のディスクです。
2枚入っているもののライセンス上どちらかのOSを選択しなくてはなりません。
両方使いたい場合もないでしょうけれどそのようならもう1つライセンスを購入する必要があります。
RAMディスクの記事 で少し触れましたが Vista とそれ以前の Windows OS で起動方法に互換性がないため XP とデュアルブート環境を構築するのは大変でした。 (特に Vista , XP の順の場合)
上手くできたとしても XP を起動すると Vista のシステムの復元やシャドウコピーのデータが消えてしまう* ので私も最近は Virtual PC でしか XP を動かしていません。 (Vista搭載機では)
ですが、今回 Windows 7 とは互換性があるため特に気にすることなくインストールできました。
・管理外のメモリをRAMディスクに Gavotte Ramdisk (PSchlossΧToolSchloss 2.0)
・BUFFALO RAMDISK ユーティリティー
・Ramdisk まとめ wiki
※ Vista のパーティションを XP からアクセス不能にすれば解決されるそうです
出先にソフマップがあったので1TBのHDD (6,480円) を購入しました。
1.5TBも4桁で購入できる時代で2TBの販売もしていましたね。
始めに元々繋げていた内蔵HDDが1つ見えなくなっていたためドライブ文字を指定したところコンピューターでも認識されるようになりました。
そう言えば Windows 7 では外来語の表記ルールが変更されました。
長音符を付加した変更なのですが慣れないと変な感じですね。
ex) 新しいフォルダ → 新しいフォルダー
・外来語カタカナ用語末尾の長音表記の変更について (Microsoft)
旧表記のままで構わないと思いますが私も見習って同じ記事内でくらい表記を統一したいところです。
画像は各種インストールした後のものでOSインストール直後は "空き領域 921GB/931GB" となっていたので約10GB程を使用するようです。 (システム要件は16GB)
容量表記の換算方法が異なるためとは分かっていても931GBと言うのは損した気分になりますね。 (システム領域もあるでしょうけど)
始めに Norton Internet Security のインストールと Windows Update を行いました。
続いてファイル操作に関係するものを中心にインストールしてみました。
画像のものを含めて Windows Vista で動作するものは大抵動きそうです。
後は Microsoft Office 等をインストールすればソフトウェアは良いですかね。
・Ninite (著名なソフトの一括インストールができる)
ブックマークやソフトウェアのキャッシュや各種データ、インストール不要のソフトをCドライブに移すわけですがエクスプローラのコピーはなかなか早いようでした。
残り時間や進行具合が表示されなくなりましたね。
そう言えば Norton のウイルススキャンも同じく表示されません。
ファイルの個数やそれぞれのサイズに依るので正確な時間が割り出せないのでしょうか?
曖昧でもあった方が嬉しいと思うのは私だけではないはず。
プログラムランチャーを使おうと思い以前に愛用していた nrLaunch を使ってみました。
本家サイト様が閉鎖しており多少マイナーで機能自体もシンプルなのですがお勧めのソフトです。 リンク先の サイト様 で本体と併せてお洒落なスキンが多数配布されているので是非覗いてみてください。
Windows Experience Index (WEI) で機能を測定してみました。
スコアの結果は上の画像の通り。
Windows システム評価ツール も Windows 7 では強化され "7.9" までスコアが出せるようになりました。
今までは "5.9" が最大のスコアなので私のマシンはぴったりだったようですね。
Vista のリリースが07年の初めですから現在出回っているマシンなら "5.9" 以上の基本スコアを出せるかも知れません。
ただ、そのスペックをフルに使う作業があるか と言われれば微妙なところですが数字で出されてしまうと人間気にしてしまいますよね。
SSが少し悪いのですが "Windows タスクバー" の進化は大きなものを感じます。
ジャンプリスト や サムネイルのプレビュー が使いやすいですね。
Windows 7 と言えば タスクスイッチ がアイコンのみになっているイメージですが慣れないのと高解像度のためその必要がないので旧式のテキストがあるものに戻しました。
元々使っていませんでしたが クイック起動 が統合されています。
個人的に気になったポイントは以下の2つ。
1つは Taskbar Shuffle の機能が標準で搭載されていること。
並び替えが簡単にできるので良いですね。
2つ目はマウスオーバーするとアイコンのカラーに合わせて光ること。
単純に綺麗というだけですが Vista の場合は標準で青一色なので新しい感じがあって良いなと。 因みにポインタの場所で光り方も変わってきます。
あくまでカーソルを当てたときのことで画像のように全てのスイッチが光ることはありません。
スタートボタン の光は試用版と比べ強くなっているようです。
・タスクバーのボタンを入れ替えられる Taskbar Shuffle (PSchlossΧToolSchloss 2.0)
電源ボタンの操作。 (スタートメニューの電源ボタン)
Vista では非常に分かりにくかったので改善されたようです。
MS がいくらスリープを推奨したとしてもシャットダウンしたい方も多いはず。 (復帰に失敗することもありますし)
Vista なら "詳細な電源設定の変更" から変更するのですが慣れている方でも迷うと思います。 気になっていたので良かったです。
"Aero スナップ" が新たに搭載されています。
ウィンドウをドラッグすることでリサイズされる機能です。
例えば画面の上部にウィンドウをドラッグすると最大化されます。
Jane Style の画像ビューアで便利さを感じましたがエクスプローラやブラウザ、その他どんなウィンドウでも活用できるはず。
投げたウィンドウが画面端にぶつかってバウンドするような感覚ですね。
リサイズ前は画像のように透明なウィンドウが表示されカーソルが光ります。
他にも "Aero シェイク" という機能で揺らすようにドラッグすると非アクティブウィンドウが全て最小化されます。 (再度操作することで元に戻る)
コントロール パネル です。
Vista と比べてシステムとセキュリティの項目が統合、その他のオプション が削除されたことで2つ項目が減っています。
些細なことですが盾のアイコンのカラーが変更されていますね。
暖色と寒色の配置が逆になり鮮やかさがないので良く言えば落ち着いていますが変える必要はあったのでしょうか。
慣れているものがいきなり変わると受け付けないというのもありそうですが。
"セキュリティ センター" が "アクション センター" へ改称されました。
警告の設定を細かく調整できたり色が落ち着いたものになっていたりと変更がされています。
UAC が段階を選択して設定できるようになっています。
私は Windows Update の監視と UAC は無効化していますが通常は推奨通りの設定が良いでしょう。
個人設定 は直感的に操作できるよう分かりやすくなっています。
サウンド もいくつか用意されているので変えてみても面白いですね。
慣れてきたら Visual Style も変更したいところです。
こちらも使っていませんでしたが サイドバー が廃止されました。
ガジェットはデスクトップに置く形でデスクトップアクセサリのように使用できます。
私は Internet Explorer 7 を長く愛用していました。
そのためプリインストールがIE8なのは少し残念ですね。
ただ、前々から言われている独占禁止法の関係でIE8を無効化することができるようです。
IEはOSの大切なモジュールを使っているので下手に触らない方が良いと思い無効化を試してはいませんが恐らく良いことは起こらないので控えるのが賢明です。
一応 Firefox や Opera 、Chrome 辺りでも確認していますが当ブログの推奨ブラウザは Internet Explorer 7 以上です。
確か Vista の "デスクトップ検索" も独禁法違反と Google に言われ仕様を変更した ということがありましたね。
そんな経緯の Windows検索 ですが検索ワードがハイライトされていたりして Vista からの進化を感じさせます。
Windows 7 だからか Internet Explorer 8 だからか分かりませんが "使用するディスク領域" の誤字が "1204MB" から訂正され "1024MB" と修正されていました。
XP Mode を利用するのは少々面倒です。
イメージとしては Virtual PC からソフトウェアを起動させてそのウィンドウだけ切り取って Windows 7 に表示させている感じでしょうか?
互換モード のように手軽ではありません。
Windows Virtual PC をインストールします。
Windows XP Professional SP3 がインストールされますが別途ライセンスは必要ありません。 USBデバイスに対応しているのは良いですね。
仮想マシン上のXPのスタートメニューにショートカットを置くと画像のように項目が表示されます。 (Windows Virtual PC を起動させていると XP Mode は使用できません)
XP Mode でIE7を起動させてみました。
リソースの消費が無駄なので常時使用するアプリでの利用は現実的ではないですね。
何よりIMEがホストOSのものを使用できないので非常に不便です。
これなら普通に仮想マシンソフトを使っても同じですね。
・USB機器の利用もできる仮想マシンソフト VirtualBox (PSchlossΧToolSchloss 2.0)
コマンドプロンプトの使用もできます。
ただ、XP Mode があるから XP から乗り換える という考えは危険です。
※ 透過は各ツールの機能でOS標準のものではありません
一通り書いてみましたが何となく雰囲気を掴んでもらえたら幸いです。
やはり毎日使うものなのでデザインが魅力的なことは大切ですよね。
OSは Mac 、Linux そして来年リリースされる予定の Google Chrome OS とありますが私は Windows 7 をしばらくの間使っていきそうです。
この記事と同時刻に投稿する記事は Vista で執筆していますが作業を一通り終えたら (削除ではなく) OS選択画面の待ち時間をなくして Windows 7 一本に絞ろうかと思います。
紹介した他にも Windows Touch や SSD のサポート等の機能があり初心者から中級者まで使えるOSなので乗り換えを考えている方は検討しても良いかも知れません。
ただ、Windows XP とのデュアルブートの際は起動方法に起因した問題が発生するので注意してください。
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