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歌や話で円楽さんしのぶ にぎやかに「お別れの会」

2009年11月21日 19時57分

 三遊亭円楽さんの遺影を前に、思い出を語る(左から)三遊亭鳳楽、好楽、楽太郎=21日午後、東京都千代田区の東京会館

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 10月29日に76歳で死去した落語家、三遊亭円楽さんの「お別れの会」が21日午後、東京都千代田区の東京会館で開かれ、円楽さんが長年司会を務めた人気テレビ番組「笑点」のメンバーや、一門の弟子らが思い出話を披露するなどして故人をしのんだ。

 お別れの会には、「笑点」の現司会者で落語芸術協会会長の桂歌丸さん、落語協会会長の鈴々舎馬風さん、上方落語協会副会長の笑福亭鶴瓶さんら約350人が参列。

 歌丸さんは「円楽さんに会えないと思うと寂しいです、正直言って。『星の王子さま』になったのですから、ご一門や落語界を見守っていただきたい。長い間、本当にお疲れさまでした」と故人をねぎらった。

 円楽さんが好きだったというカンツォーネを、バリトン歌手の久保和範さんが熱唱するなどにぎやかな会に。最後は、演芸評論家の川戸貞吉さんから円楽さんの高座着を手渡された三遊亭楽太郎さんが「六代目の円楽を継がせていただきます。一門とともに師匠が残したものを一生懸命にしょっていきます」と目に涙を浮かべながら決意を述べた。

(共同)
 

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