先進国への入り口で足踏みする韓国(上)

経済・社会発展指標で経済14位、社会統合26位、環境22位

 韓国は先進国に比べ、「社会統合」と「環境」の二つの分野で大きく遅れていることが分かった。

 首相室傘下の経済・人文社会研究会が18日に発表した「経済・社会発展総合指標」によると、韓国はOECD(経済協力開発機構)加盟30カ国の中で、「社会統合」では26位、「環境」では22位と下位にランクされた。

 今回の調査は「成長動力(経済)」「社会統合」「環境」という三つの分野を対象に実施、いずれも「生活の質」を表す指標だ。総合指標が高いほど、その国は先進国ということになる。

 調査の結果を見ると、総合順位で韓国は30カ国中21位だった。「成長動力」では14位だ。

 「経済・社会発展総合指標」はOECD加盟国の中で、韓国がそれ以外の先進国と比較してどの程度のレベルにあるかを分析するために、経済・人文社会研究会が新たに開発した測定ツールだ。その結果によると、韓国は成長動力(経済)では先進国のレベルに到達したといえるが、それ以外の二つでは下位にとどまっていた。そのため総合評価ではまだ先進国の段階に至っていないという結論が出た。

方顕哲(パン・ヒョンチョル)記者

宣政敏(ソン・ジョンミン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る