2009年11月22日 21時49分更新
子どもの権利を保障し、子どもが健やかに育つ社会の実現に向けて広島市が制定を目指している「子どもの権利に関する条例」に反対する市民団体が、署名活動を行いました。
「子どもの権利に関する条例」は広島市が今年度中に市議会への提案を目指していますが、広島市の市民団体、「子供の権利条例問題を考える会」は、「条例は、極端な子ども中心主義に基づいている。子どもたちが健全に成長するうえで、権利意識だけを高めることが本当に幸福につながるとは思えない」として条例の制定に反対しています。
22日は、団体のメンバー、およそ20人が広島市中区の本通で、買い物客などに署名を呼びかけました。
市民団体では、集まった署名をこれまでに集まった4万人分の署名とともに広島市に提出することにしています。
「子どもの権利条例問題を考える会」の扇谷多喜子さんは、「この条例が制定されると子どもが権利ばかり主張をし、学校教育や社会で混乱をもたらす恐れがある。
断固反対していきたい」と話していました。