gataro

<「ルールある経済社会」へ さらば「財界中心」の政治>最低賃金(上)/仲間づきあいも支障

2009-11-17 08:16:45 テーマ:電子版にない「しんぶん赤旗記事」 gataro-cloneの投稿


記事が気に入っていただけたら
下のバナーをそれぞれクリックしてください

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ


以下は「しんぶん赤旗記事情報/G-Search」から検索、貼り付け。

========================================

「ルールある経済社会へ」/さらば「財界中心」の政治/最低賃金/上/仲間づきあいも支障
2009.11.04 日刊紙 8頁 経済 (全1,018字) 


 「質素な暮らしを心がけましたが、無理でした。約2万円のオーバーです」。悔しそうに話すのは神奈川で建設労働に従事している岡戸隆之さん(33)。岡戸さんはこの夏、最低賃金で1カ月暮らす「最賃体験」にチャレンジしました。

 神奈川県の最低賃金は時給789円。8時間で22日働いたとした月収、約13万8千円から社会保険料や税を引いた10万3千円が手取りです。「ここから引く家賃は、4万円で計算しました。実際はもっとかかっています」(岡戸さん)

 削るのは食費

 残り6万3千円から水光熱費や電話代も出すので削るのはもっぱら食費。朝食=コーンフレーク、昼食=カップラーメン、夕食=チャーハンとみそ汁-という日が何日も続きました。「食事にはこだわらないし、1カ月のことと思って乗り切りました。この生活がずっと続くのは想像できない」(岡戸さん) 仲間づきあいにも支障をきたしました。「飲み会に誘われたとき、『オレは水でいいから』とお通し代だけで参加しました。許してくれるメンバーだからできました」。お金が使えないことに加え、交流できないことがストレスだったといいます。「これでは友だちの結婚式などには絶対出席できませんよね」。岡戸さんは苦笑いします。

 「食べて仕事して寝るだけじゃなく、人間らしい暮らしのためにはいまの最低賃金では足りない。せめて月額20万円くらいはないと」 人間らしい最低限の生活にはどのくらいの金額がかかるのでしょうか。全国労働組合総連合(全労連)が首都圏(さいたま市)と東北地方(岩手県北上市)で男性独身単身労働者世帯の最低生計費を調査しています。この調査は25歳の単身男性を想定し、生活実態調査をもとに健康を維持し、社会生活を営むのに必要な費用を積み上げて算出したもの。その結果、首都圏と東北ではほとんど差がなく、月額23万円あまり、時給1300円以上が必要だとわかりました。

 東北地方での調査にかかわったいわて労連の金野耕治事務局長は「東北地方は首都圏にくらべ、家賃は安いものの、自動車にお金がかかるので、同じくらいになると予想していました」といいます。

 引き上げ必要

 現在、東北地方の最低賃金はもっとも高い宮城県でも662円と必要額の半分程度です。「東北地方では足りない分をダブルワークなどで補っています。時給の低さが地域からの人材流出にもつながっています。大幅な引き上げがすぐにでも必要です」と金野さんは強調します。 (つづく

しんぶん赤旗






コメント

[コメント記入欄を表示]

コメント投稿

コメント記入欄を表示するには、下記のボタンを押してください。
※新しくブラウザが別ウィンドウで開きます。

一緒にプレゼントも贈ろう!

トラックバック

この記事のトラックバック Ping-URL :

http://trb.ameba.jp/servlet/TBInterface/10390244541/33f063b0

powered by Ameba by CyberAgent