東海道 富士登山

2007年10月20日(土) 6日目

<写真1 愛知環状鉄道0番ホーム>
・・・ 愛知環状鉄道中岡崎駅から岡崎宿へ 1.7km ・・・

                         東海道写真集へ

 2007年10月20日(土)自宅5:50出発。JR奈良線宇治駅6:01発の普通電車は1分の遅れであったが京都駅に定時に到着。切符を購入し直し新幹線改札を通りホームへ。6:31発のぞみ102号(前回と同じ)に乗車。3両ある自由席車両のうち喫煙車両はガラガラで禁煙車両はほぼ半分程度の混み具合だった。

 7:07名古屋駅到着。新幹線改札を出て東海道線ホームへ向かい、7:17東海道線浜松行きの新快速に乗車。空席はあったがドア付近に立っている人もおられた。7:45JR岡崎駅到着。愛知環状鉄道の0番ホーム<写真1>へ向かった。ホーム内の券売所でここまでの切符を渡し、中岡崎駅までの乗車券を購入。愛知環状鉄道岡崎駅を8:00出発。学生が多くドア付近は混雑していた。

 愛知環状鉄道中岡崎駅に8:05到着。トイレに寄り、中岡崎駅を8:07出発。前回と同じ側へ階段を下り、乗ってきた愛知環状鉄道の高架線路をくぐると中岡崎駅の正面に出た。道を東へ向かい国道248号線を地下道<写真2>でくぐった。 

<写真2 地下道>

<写真3 赤白のバルーン>

<写真4 連尺通>
・・・ 岡崎から藤川へ 6.6km 計8.3km ・・・

   ★岡崎にて★

 道なりに真っ直ぐ歩き岡崎城のある岡崎公園に入った。木々があったのでお城は見えにくかったが、赤い橋など見えた。右手を流れる乙川には「お城のすぐそばまで五万石舟は入る」との案内板があった。乙川の河原では赤白のバルーン<写真3>が膨らまされ、車もたくさん停まっていた。何か催しがあったのかも知れない。

 県道39号線に出て交差点を左折した。国道1号線は陸橋で渡り、南西から北東へ対角線に下りた。8:31旧東海道である連尺通<写真4>に出た。連尺通沿いには広いグランドやステージのある公園があり常夜燈も見かけた。確かに東海道のようだ。8:42伝馬交番前を通過。この先、旧東海道は何度も折れ曲がり続いているようであるが、適当な角で右左折し建築中の市役所も横を通り、9:07岡崎27曲がりの東口<写真5>に到着した。

 さらに歩くと国道1号線と平行する歩道<写真6>となった。歩道の先には、案内看板がありその指示に従って東名高速岡崎ICへの進入路を三つのトンネル<写真7>でくぐった。

<写真5 岡崎27曲がりの東口>

<写真6 国道1号線と平行する歩道>

<写真8 大平一里塚>

<写真7 トンネル>

<写真9 狭い東海道>
   ★岡崎→藤川★

 三つめのトンネルを出て国道1号線と合流。すぐ先の二つの常夜燈のところで左へ分岐し、9:31大平一里塚<写真8>の前を通過。その先には火の見櫓があった。再び国道1号線と合流し、信号を渡り、9:41乙川の大平橋を渡り、左折した。

 このあたり、東海道にしては狭く<写真9>、周囲には畑しかなかった。過去、河川の氾濫が多かったのだろうか。旧東海道は再度、国道1号線と合流し、10:17再び分岐<写真10>し、松並木の道を歩いた。踏切の遮断機が下りてきて名鉄電車の通過を見送った。

 10:34十王堂前を通過。松尾芭蕉の句があった。10:42藤川宿高札場<写真11>、藤川宿資料館前を通過。このあたりが藤川宿の中心だったのだろう。道を直角に曲がり10:58是より藤川宿の東端に到着。国道1号線と合流する付近では道路工事<写真12>をされていた。これまでも数百年以上も続く道、様々な改修があったことだろう。

<写真10 再び分岐>

<写真11 藤川宿高札場>

<写真12 道路工事>
・・・ 藤川から赤坂へ 8.8km 計17.1km ・・・

   ★藤川→本宿★

 国道1号線に沿って歩くと進行方向右手前方の丘の上に名鉄電車が停まっていた。動く様子もなく駅でもなさそうで手持ちの地図で確認すると車両検査場だった。318.3kmポスト<写真13>を過ぎ、11:12舞木町西で旧道に分岐した。名電山中駅を過ぎ国道1号線に合流。本宿町沢渡交差点には、「左 国道一号、右 東海道」との新しい石碑があった。

 「右 東海道」に入り、すぐのところの「ろばた焼 ひら田庵」<写真14>に11:42入り、みそカツ定食を食べた。食後のコーヒーはサービスだった。

 「ろばた焼 ひら田庵」を12:17出発。名電本宿駅を過ぎた。本宿周辺は藤川と比べて賑やかな感じがし、地名も宿場町らしいが、東海道五十三次の宿場町ではない。不思議な感じがした。旧東海道沿いの火の見櫓<写真15>や常夜燈を見ながら、12:33国道1号線に合流した。

<写真13 318.3kmポスト>

<写真14 「ろばた焼 ひら田庵」>

<写真16 狭いところ>

<写真15 火の見櫓>

<写真17 沿道の花>
   ★本宿→赤坂★

 岡崎市から音羽町に入った。市町境の山あいの狭いところ<写真16>では国道1号線と名鉄、東名高速が並走していた。向こうから団体の方々が歩いて来られた。道がほぼ真っ直ぐなので遠くからでも見えた。挨拶をしながら人を数えると27名おられた。

 13:06千両橋を渡り国道1号線から離れ、旧道に入った。沿道の花<写真17>が綺麗だ。音羽川<写真18>は旧東海道に近づいたり離れたりしながら流れていた。長沢小学校前を通過し、13:37音羽蒲郡ICへの進入路の下<写真19>をくぐった。

 介護デイサービスの車が旧東海道沿いのあちらこちらで停まり家々を訪問されていた。車の進み具合は、歩く速さとちょうど同じぐらいだった。音羽中学校前を通過し、14:04赤坂宿休憩所<写真20>に到着した。

<写真18 音羽川>

<写真19 進入路の下>

<写真20 赤坂宿休憩所>
・・・ 赤坂から御油へ 1.7km 計18.8km ・・・

 赤坂宿休憩所内のベンチに座り、自販機で購入したジュースを飲みながら休憩した。駐車場には7,8台の車が停まっていたが人の姿はなかった。しばらくして車から一人の方が出て来られ、チラシや地図を手にされベンチに座られた。

 14:15赤坂宿休憩所を出発。すぐ先に「大橋屋」という旅館があった。木造二階建てで大きな提灯が下がっていた。14:25御油の松並木の手前に強風警報の為、「倒木の恐れあり通行止」<写真21>との立て看板があった。迂回すべきかと思ったが、向こうから車やジョギングされている方がやって来られた。”自己責任”ということにして御油の松並木<写真22>の道を歩いた。長く続く松並木を抜けるのに10分を要した。

 14:47みそしょうゆのいがや<写真23>前を通過。屋号の看板がなんとも古めかしい。14:48民家門柱横の柵に赤い右矢印に黒字で「東海道」の案内<写真24>があった。それに従って右折しそのすぐ先を左折した。

<写真21 倒木の恐れあり通行止>

<写真22 御油の松並木>

<写真24 「東海道」の案内>

<写真23 いがや>

<写真25 御油橋>
・・・ 御油からJR豊橋駅へ 10.2km 計29.0km 累計205.2km・・・

      ★豊川市にて1★

 14:53御油橋<写真25>を渡った。橋は音羽川と直角ではなく斜めに架けられていた。名電長沢あたりでは水量も少なく小さな川であったが、このあたりでは川らしくなっていた。橋を渡ると右手に大きな木(クスノキ?)<写真26>があった。

 15:21国道1号線と合流。刈り入れが済んだ跡から新しい稲からまた生えて来ていた。稲は西日を受けて長い影を引き、西風は田んぼの中のピンクの旗がなびかせていた。国道1号線は緩い坂となり名鉄名古屋本線を白鳥跨線橋で跨いだ。

 国道1号線の坂を緩やかに下り、旧東海道は国道から分岐した。県道31号線を越えるところには歩行者迂回<写真27>の指示があった。旧東海道は白いガードレールに阻まれていたので仕方なく遠回りをした。

<写真26 クスノキ>

<写真27 歩行者迂回>

<写真28 道に水溜り>
    ★豊川市にて2★

 旧東海道に戻り工場が立ち並ぶ通りを歩いた。道に水溜り<写真28>があった。昨日までの雨のせいだ。進行方向の南東の空に上弦の月が見えた。この時期、上弦の月は低い。五六橋の上から、ぽっかりと千切れ雲が浮かんで見えた。

 16:18佐名川の佐奈橋を渡り、新旧様々な家が建ち並ぶ住宅街をさらに歩いた。トタン塀に西日があたり、道路標識や屋根の影の形が変形していた。夕刻になり交通量が増してきていた。<写真29>
 このあたりの道は歩道の区分がなく狭い。いよいよ暮れてきた。西の空、雲をはさんで色が違っていた。16:56JR飯田線の踏み切りを渡り、17:04日没<写真30>を迎えた。鉄塔の下に太陽が沈んでいった。

 17:10豊川放水路の高橋<写真31>を渡った。狭い橋に車が通る。両方向から車がすれ違うと逃げ場がない。怖い思いをした。橋の上からは雲で仕切られた2色の空<写真32>が見えた。

<写真29 交通量多し>

<写真30 日没>

<写真32 2色の空>

<写真31 豊川放水路の高橋>

<写真33 街灯の明かり>
    ★豊橋市にて★

 高橋を渡りきり17:15豊橋市に入った。空の残りの明かりより、街灯の明かり<写真33>の方が勝ってきた。写真撮影も限界に近づいてきたので今回はJR豊橋駅を真っ直ぐ目指すことにした。街灯と次の街灯の間では足元の定かではなかった。

 豊川の堤防から犬を連れた方が階段を降りて来られた。堤防の方がわずかな空の明かりの残っていそうなので、17:49階段を上り豊川の堤防に出た。堤防の上は風が強く寒かったのでベストを着用した。そして単焦点の明るいレンズに交換し、西の空の残照や川面に映る夜景<写真34>を撮影した。17:57豊川堤防から右折し豊川の豊橋を渡り、市街地に入った。18:05国道23号線を陸橋で渡り、写真撮影しようとするとカメラのバッテリーがなくなったのでバッテリー交換した。

 18:19JR豊橋駅前に到着。一福食堂という店で夕食を食べた。夕食後、豊橋駅構内へ向かうエスカレーターに乗って上がって見ると大通りには祭りの人だかり<写真35>ができていて賑やかだった。豊橋市に入って号砲が聞こえていたので季節はずれの花火大会かと思っていたが、まつりの様子だった。祭りの様子を少し見物し、19:03JR豊橋駅<写真36>構内に入った。自動券売機で京都市内までの乗車券と豊橋から京都駅までの自由席特急券を購入し19:11発のこだま号<写真37>に乗車。京都駅に20:41到着。20:51発の奈良線の快速で宇治駅に帰着した。


    JR豊橋駅

<写真34 川面に映る夜景>

<写真35 祭りの人だかり>

<写真36 JR豊橋駅>

<写真37 こだま号車内>
2007.10.20(土)の会計 金額
JR宇治→JR岡崎 3570円
新幹線自由席、JR京都→JR名古屋 2410円
愛知環状鉄道、岡崎→中岡崎 220円
みそカツ定食、ひら田庵 800円
ビタミンC組 120円
JR豊橋→JR京都市内 3570円
新幹線自由席、JR豊橋→JR京都 3250円
京都市内→JR宇治、乗り越し 190円
14130円
累計 52445円
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2007年11月15日 記


           
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