2008-07-06 22:49:26 posted by amon-t

シンジケート 58/6  40度

テーマ:スコッチ

こんにちは、酔っ払い管理人です。


前職を退職して2ヶ月程が経ちました。
昨日、土曜日は、前職の同僚と下北で会って、近況報告をしあってきました。
もうひとりの同僚からは、忙しいと聞いておりましたが、忙しいという割には仕事の割り振りがきちんとできているようで、少し余裕もありそうでした。
ほっとした反面、やっぱ誰かが欠けたとしても会社って回っていくんだなぁ・・・。
と感じました。


さてさて、その同僚とは焼肉、そしてよく行くBAR「アルマットカラーズ」とまわり、最後は私の自宅で日本酒を酌み交わしての饗宴となりました。
まぁ、それでも11時には帰ったんだけどね。


そういえば、先日もこんな状況のときに、呑み足りないなぁと思ってふらふらと足を延ばしたところにあったBARですごい酒が置いてあったのを思い出しました。
そのBARは、自宅から徒歩10分ほど。
環状七号線沿いの小さなところで、焼酎BAR「二軒目」という名前です。
しかし、焼酎BARなのに、オーナーがウィスキーコレクターのようで、ホームページのことなど、私のマニアっぷりを話していたら、こんな酒が出てきました。

そいつが、


シンジケート 58/6  40度

シンジケート

実は、この酒、酒コミックで有名な「BARレモン・ハート」の15巻 に登場するレアものです。
58/6とは1958年6人の仲間が、自分達専用のスコッチを造ったことに由来していて、シングルモルト18銘柄65%とシングルグレーン2銘柄35%のブレンドは幻のクラシックブレンドと呼ばれ、上品な香りと深い味わいが特徴だそうです。


コミックでは、メガネさんのコスプレをした6人が集まり、呑むところを松っちゃんがいろいろ根掘り葉掘り聞くというストーリでした。
その中でも、門外不出のものが少量出回っているというものだそうで、よもや呑めるものとは思ってもみませんでした。
それが、目の前にある・・・。


まぁ、呑むでしょう。
いい加減、酔っ払っていましたが、まだ味のわかるうちに呑まんといかん。
ちゅうことで、もちろんストレートでいただきました。


呑んでみた。
うまい。

口当たりやさしく、呑みやすく、喉にスーっと入っていく感じ。
しかも、奥深さをしっかりと持っていて、このあたりがクラシカルブレンドといわれる所以かもしれません。


やはり、この酒を呑むのであれば、一緒にその物語も楽しむのが王道でしょう。
シンジケート58/6 の輸入代理店オザキトレーディング提供の資料から以下引用です。

1958年イギリスでの話。
スコットランドの首都エディンバラの近くに、リースという港町がある。
貿易で栄えたこの町にはたくさんのウィスキー貯蔵庫が立ち並んでいた。


エディンバラの実業家であるスミス氏は、その日あるひとつの倉庫に入りウィスキーの樽を調べていくうちに、宝物を見つけた。
それは樽詰後三十年以上も熟成された各地の個性的なシングルモルトと、シングルグレーンウィスキーだった。
しかもかなりの数の樽であった。


見つけたウィスキーのことを5人の友人に話した。
会社の同僚マッキントッシュ氏
公認会計士ベーターソン氏
保険代理業ドナルド氏
建築業者のモンテース氏
歯科医のミドルトン氏
である。


この6人は古くからの友人で、ゴルフ・釣り・狩り・競馬を一緒に楽しむ間柄。
そして6人の一番の共通点はスコッチがなによりも好きなことだった。


スミスが見つけたモルトとグレーンの樽をひとつ残らず買い受けた6人は、自分たちだけが楽しむ夢のスコッチをこの樽で作ろうということになり、
ブレンドをスコッチウィスキー事業35年以上も専念した重鎮インヴァゴードングループの会長を務めた、チャールズ・クレイグ氏に夢を託して依頼した。


~彼ら6人がこだわったもの~
それは、百年以上も昔、地元の人々が頑固にこだわったと言われる【クラシカル・ブレンド】だった。


贅を極め尽くし、スコッチウィスキーの味わいを最大限に生かした究極のクラシカル・ブレンドとは、モルト65%、グレーン35%と今日のブレンドの常識を覆した比率であった。

かくて、クラシカル・ブレンデッドウィスキーは出来上がった。
1958年に6人の仲間が作ったスコッチ。
そして、シンジケート58/6 という名前がつけられた。
自分たちだけのひそかな愉しみとし、門外不出のウィスキーであった・・・。


~引用ここまで


しかし、秘密はいつかばれるもの。
噂がひろがり、世間の知るところとなったようで、10年前発行の当時に少量日本に輸入されるようになったらしいです。
とまぁ、こんなわけですので、この酒が生涯呑めるとは思っていませんでしたので、感慨もひとしお、おそらくテイスティングもあまり覚えておらず、出会った感動だけの紹介と相成ってしまいました・・・、すみません。

物語のアップでゆるしてちょ。


ちなみに、18種類のモルトウィスキーと、2種類のグレーンウィスキーをブレンドしており、それらの蒸留所名も公表されています。

≪モルト≫トーモア、ダルモア、バルブレア・トマーティン・ロングモーン
      グレングラッソー、インチガワー、グレンキース、グレングラント、
      キャパドニック、ダフタウン、グレンファークラス、タムナブリン、
      トミントール、ブラドノック、キンクレイス、インバーリーヴン、
      ブリックラディック

≪グレーン≫インバーゴードン、ノースブリティッシュ


        ストレート又はオン・ザ・ロックで・・・

コメント

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1 ■久々のウイスキー(^o^)v

きましたね。久々のウイスキー!! 「レモン・ハート」の話は覚えがあります。確か、メガネさん同じ格好で集まったやつですね。私も、飲んでみたいものです。

2 ■スコッチじゃないんですが…

(^▽^;)スコッチとテーマがずれるので申し訳無いのですが…
私の実家の地方の日本酒で『菊源氏』という日本酒がありまして、爽やかでオススメです。
難点は良くも悪くもクセが無い所ですが…

3 ■こんにちは

ペタありがとうございました
お酒の話すごく勉強になります
僕もお酒大好きなので
ちょくちょく遊びに来ます
宜しくお願いします

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