2009年11月22日 14時2分 更新:11月22日 14時14分
NECエレクトロニクスと、慶応義塾大学出身者らで設立したベンチャー企業「音力発電」(神奈川県藤沢市)が、電池がなくても動く家電用リモコンを試作した。リモコンのボタンを指で押す時に発生する振動を電気エネルギーに変換して微小な電力を発電する仕組みで、大手家電各社などと協力し、11年までに実用化を目指す。
リモコンはNECエレクトロニクスと音力発電が開発した電源制御技術を利用。乾電池なしで、テレビの電源や音量調節、チャンネル切り替えなどの操作が、通常のリモコンと全く同じようにできる。エアコンやオーディオなど他の家電にも応用が可能という。【和田憲二】