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「琉球侵攻400年機に交流拡大」 鹿児島、沖縄両知事が宣言/奄美市
(2009 11/22 06:30)
交流拡大を宣言し、握手を交わす鹿児島県の伊藤祐一郎知事(右)と沖縄県の仲井真弘多知事=21日、奄美市笠利
 鹿児島、沖縄の両県は21日、薩摩藩の琉球侵攻から400年の節目を機に、親交を深め新たな関係を築くことなどを盛り込んだ「交流拡大宣言」に調印した。奄美市笠利の奄美パークであった式典で、鹿児島の伊藤祐一郎知事と沖縄の仲井真弘多知事が署名した。
 宣言は、両県が琉球弧と呼ばれる島々でつながる黒潮文化圏にあるとし「過去の出来事や成果を踏まえつつ未来に向けた交流拡大が重要」と強調。「あらゆる分野・世代で一層の交流を推進し相互の繁栄を目指して交流する」としている。
 式典には沖縄の約100人を含む約300人が出席。両県の郷土芸能の披露もあった。
 鹿児島県によると式典開催地を奄美に選んだ理由は「今後の交流で大きな役割を果たすと期待されるから」という。4日には両県議会が同様の趣旨の共同声明に調印している。
 同宣言の中止を求めていた奄美出身者や在住者でつくるグループ(仙田隆宜代表)は式典前、「奄美の苦難の歴史を検証しないまま、奄美の地で両県が宣言するのは許せない」などと抗議し騒然となる場面もあった。
 

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