この事件の問題点
くりっく365がbid8.415-ask11.55という直前のレートから30%も乖離した値を一瞬提示した為に
多くのランド/円ロングポジションを持っていた方が証拠金不足になり、ロスカット(強制決済)が行われた。
多くのランド/円ロングポジションを持っていた方が証拠金不足になり、ロスカット(強制決済)が行われた。
このbid8.415円という値は当時のインターバンクレートから約30パーセント乖離しており、
USドル円に例えるなら1ドル90円で推移していたレートがいきなり1ドル62円をつけるようなもの。
当初システムのバグではと思われていたが、くりっく365は正式にこの値を認めたため、
取扱業者もそれに伴うロスカットなど一連の処理に問題はなかったと主張しつづけている。
USドル円に例えるなら1ドル90円で推移していたレートがいきなり1ドル62円をつけるようなもの。
当初システムのバグではと思われていたが、くりっく365は正式にこの値を認めたため、
取扱業者もそれに伴うロスカットなど一連の処理に問題はなかったと主張しつづけている。
くりっく365が公式に正常値と発表した為、一般的な感覚からいうとおおよそ正常と思えないが何も対策はされず、今後も同じ事が起こりえる。
他社のような取引相手がFX業者となる相対取引ではなく、くりっく365の場合、取引所取引であるため、マーケットメーカー(MM)、くりっく365、くりっく365参加業者の3者がユーザーと市場の間に入っており、レート配信からロスカットまで何らかの形で関与したことが考えられる。
東京金融取引所
- 週末における対応なし(不作為)による市場混乱
- MMの提示した法外なレートをユーザーまでそのまま垂れ流した
言い分
「MMが出したレートだから正当なレートだ」
再発防止案
- 実勢レートを参照して法外なレートを(人的処理に頼りすぎず)機械的に弾く枠組み作り
- 取引所としてスプレッドの許容範囲の大まかな公式見解を出す
- MMが1社単独になるなどMMとして機能できない場合の取引停止措置導入
マーケットメイカーの提示価格の妥当性
関連法規、判例参照。
どこが提示したレートかは不明
どこが提示したレートかは不明
再発防止案
- MM側の視点ではいかなる状況でも売買を義務づけることが適切かという問題があるため、極端な暴利となる取引を無効とする程度?
くりっく365取り扱い業者の対応に差あり
くりっく365取扱業者の対応を参照。
- 各社で異なる対応ができたのはロスカット判定を行う権限が委ねられていたため?
- 土日を挟んだが、その間に取次ぎの早い業者ではロスカット処理の取消しは不可能だったのか?
言い分
「くりっくが出したレートだから機械的に処理する」
→スター為替、イーバンク
→スター為替、イーバンク
「くりっくが出したレートとはいえ(実勢と乖離するから?処理が週明けにずれ込んだから?)週明けにロスカット判定は保留」
→岡三、豊、インヴァスト
→岡三、豊、インヴァスト
今回は前者の業者で取引していたユーザのみが被害にあった。
再発防止案
- ロスカット判定基準となる価額評価にくりっくレートと他所からの実勢レートをユーザーが選択できるようにする
13232