会報
おん通信
「女のスペース·おん」では、会報として「おん通信」を年6回発行しています。
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Vol.169掲載内容
- 特集「性暴力禁止法の制定に向けて」(1)
- 包括的な性暴力禁止法を求めて
- 婦人保護事業ー「性」の侵害に対する闘いと女性への支援
- 札幌市議会で「『慰安婦』問題に対する意見書採択される!
- 柏原発3号機のプルサーマル計画を許してはならない
- 事務局日誌
今号から「性暴力禁止法の制定に向けて」の特集を連載します。近藤代表理事からは、さまざま性暴力の被害当事者と向き合う女たちの活動の蓄積が「性暴力禁止法をつくろうネットワーク」の立ち上げにつながり、力強く運動のスタートがきられたことが報告されました。
東京都の婦人保護施設で実践を積み重ねてこらた横田さんからは、「売春防止法」を根拠法にして位置づけられた婦人保護事業の50年に及ぶ歴史を振り返りながら、現場の中から女性支援の実態について明らかにしていただきました。DV防止法によって婦人事業に新たな機能が課せられたが、この50年間、女性への暴力・性への侵害の実態はいっそうすさまじくなっていること、その根っこにあるのは、「売買春」については「買春」が、DVについては「加害者」が問われない女性差別の社会構造があるとの指摘に、あらゆる分野における性差別の撤廃とともに、「ジェンダー犯罪」の規定を明確にした包括的な性暴力禁止法の制定をめざす女たちの連帯運動を!との思いを強くしています。
日本軍「慰安婦」問題は、最も深刻な性暴力であり、私たち一人一人の責任が問われる重たい課題であり続けています。そして、戦時性暴力に対して未だに責任を果たそうとしない社会のあり方が性暴力・性差別を容認する風土を温存させ、「性への侵害」はいっそう深刻さを増しています。その中で、札幌市議会で「意見書」が採択されたとの小林さんの報告に、「慰安婦」問題の解決に向けて、性差別の構造を見据えながら私たちも一市民として力を出し合っていきたいと勇気づけられました。
「ついに来た。プルサーマル!」ー辻さんの報告に、危機感を強くしています。原子力に頼らない社会を! 共にめざしたいと思います。
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