パソコンを使うならキーボードタイピングを得意にさせたい

2003/05/08

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キーボードを苦痛なく打てること

お世辞が多分に入っていると思うが、前年度までいた学校の歓送迎会に参加したおり、今は中学校1年としてがんばっている子どもたちの保護者の方々から言われた言葉がある。

「中学校で初めての授業参観だったのですが、おかげさまでうちの小学校出身の子どもたちはどんどん自主的に作業を進めていましたよ。ありがとうございます。」

うれしい誉め言葉だ。
たしかに、それなりに様々な授業でパソコンを活用した授業を取り入れて来た。
その基本中の基本は、わたしは
苦痛なく文字入力がスラスラできること

だと「信じて」いる。
パソコンというのは流動的で、10数年前はWindows(ウインドウズ)なんてものは存在していなかった。今後、技術革新が進めば、キーボード入力なんてなくなるかもしれない。
しかし、音声入力やら手書き入力などがボチボチと出て来ている昨今。今でも正確に、速く打てるのはキーボード入力にはまちがいない。そして、この状態は今後もしばらく続くことは確実だ。
キーボード入力が苦痛なくできれば、
  • ワープロソフトを使って、賞状、手紙、作文、レポート……その他もろもろの文章を楽しんでかける。
  • メールを自由自在に出せる。
  • チャットなども楽しめる。
  • 掲示板を使ってで情報の提供ができる。
  • ホームページ作成も苦痛なくできる。
などいろいろできる。
だったら、子どもたちにも、パソコンの入口である「キー入力」をきちんと教えることにためらうのはおかしいと思う。
わたしは、自分が担任した学年であれば、高学年であれ、低学年であれ、速いうちに十本の指で打つローマ字入力の練習を楽しく進めるように心がける。

フリーソフト「タイプ君Lite 」を使う

最近、学校にあるパソコンには一太郎スマイルとかハイパーキューブなどが入っていてタイピングソフトと呼ばれるものが最初から入っている。しかし、それらのほとんどはタイプすることを楽しむことだけにつくられており、タイピングの向上という目的でつくられているものは少ないと感じる。
そこでフリーソフトを探してみた。
とてもよいソフトを見つけた。それは、「タイプ君Lite (上図参照)」だ。
このソフトは、
  • ホームポジションの説明から始まって(一番上図)、
  • キーボードの列ごとの練習(上図左)
  • そして最後はローマ字タイプの練習(上図右)
と学習が進めるようになっている。
しかも、一度の練習が終わると「1分間でどのくらいの文字が打てたか」「正確さはどのくらいか」という数値が出るようになる。何度もくり返せば、これらのデータが蓄積されて折れ線グラフで表示してくれる。
わたしは、記録表を配り、毎回この記録を付けさせるようにしている。
子どもたち自らが学習できる優れたソフトだと思う。

FD(フロッピーディスク)として一人ひとりに配付する

このソフトをわたしは、フロッピーディスクに入れわたしの机の上に置いている。
今やハードディスクも容量が多くなったのに、どうしてフロッピーディスクなのか。
それは、ズバリ、持ち帰りができるからである。
やる気がでた子ども、家にパソコンがある子どもたちには、一言ことわれば家に持ち帰ってよいことになっている。これで、子どもたちは授業以外に、家庭学習を行うことができる。
すでに過去の産物になりつつあるフロッピーだがまだまだ使うことはできる。

授業では準備運動として

では、授業ではどのように使っているのか。
毎回、このソフト自体を授業の中心にしていたのでは、まるでタイピング教室と同じになってしまう。授業1時間をタイピングに使うのは、最初の1時間だけとする。これは、このソフトの使い方などを説明する時間が必要だからだ。
次からは、体育の準備運動と同じように使う。
つまり、授業開始5分程度これを行うのだ。
授業開始にいつも行うことが子どもたちが自覚すれば、授業開始がスムーズになると同時に、頭も活性化された状態で次に進むことができる。

子どもたちの作文から

最後に、いつものように子どもたちの作文から子どもたちの考えを伝えてみたい。
今日の5校時はコンピューターでキーボードのうちかたの練習をした。女子は、フロッピーの使い方の説明を聞く前に内科検診に行ってしまったのでフロッピーの使い方は男子に教えてもらった。
どの指で打つかもわかるし、ゲームのようで楽しい。それに最後には自分の結果もみれるのでとても便利だ。
自分の家にも持って帰ってやってみた。
よくなったり悪くなったりしたが一番最初にやった時よりは、明らかに速い。すごい!ゲームのように楽しんでやっているのにできるのだから。
速く先生のようにできるようになりたい。