大毅-デンカオセーン戦決定的

　亀田３兄弟の次男大毅（亀田）が、ＷＢＡ世界フライ級王者デンカオセーン・カオウィチット（タイ）に挑戦することが決定的となった。ＷＢＡは１９日、コロンビアで開いた総会の選手権委員会で、デンカオセーンの次期防衛戦を選択試合として認め、勝者が前王者坂田健史（協栄）と９０日以内に対戦することを義務付けた。デンカオセーンは、次戦で坂田の挑戦を受ける契約を交わしていたが、坂田がＳフライ級にランキングされているため、現時点での挑戦は認められなかった。

　亀田ジムは、１０月のタイトルマッチで惜敗した大毅の判定を不服としてＷＢＡに提訴、再戦を要求していた。王者陣営は「次の防衛戦は日本でやりたい」と話していることから大毅とのリマッチが最有力だ。同ジムによると、来年１月か２月の開催を目指し、王者陣営との交渉に入る。大毅は「再戦できる機会を与えて頂いて感謝しています。前回の試合では自分の力を半分も出せなかった。三度目の正直で必ず世界をとりたいと思います」とコメントした。