2009年11月21日 19時37分更新
岡山城を築いた戦国武将宇喜多秀家にちなんでよろいやはかまを身にまとうなど戦国武将の雰囲気を楽しむイベントが岡山城で行われました。
このイベントは最近若い女性を中心に戦国武将の人気が高まっていることに注目した岡山商工会議所が宇喜多秀家に岡山の観光の活性化にひと役買ってもらおうと初めて行ったものです。
秀家が築いた岡山城の天守閣の前では古式銃の愛好家たちが桃山時代から江戸時代にかけて作られた本物のよろいやはかまを身にまとって火縄銃の撃ち方を披露しました。
火縄銃を持った6人は横一列に並んで、交互に立ったりしゃがんだりして銃を構えることで敵の目標を紛らわせる「千鳥の構え」といった戦法などを披露していました。
また、会場には秀家をモチーフにしたキャラクター「うっきー」など、県内各地のご当地キャラクター「ゆるきゃら」の着ぐるみも集まりました。
会場には訪れた人たちが本物のよろいやはかまを体験できるコーナーも設けられていて戦国武将にふんした人たちが天守閣を背景に記念撮影をしたりしていました。
秀家の墓がある岡山市北区の「光珍寺」の石渡隆純住職は、「去年からファンが頻繁に寺を訪れるようになりました。秀家のことを多くの人に知ってもらい、観光の活性化につながればうれしいです。」と話していました。