十勝毎日新聞社ニュース
「まだ信じられない」 故中川昭一氏四十九日法要
2009年11月21日 14時07分
四十九日法要を終え、自宅前で関係者を見送る家族(右は郁子夫人。21日午後1時、東京都世田谷区)
後援会幹部ら十勝からも参列
【東京】10月3日に急逝した故中川昭一元財務・金融相(享年56)の四十九日法要が21日正午、世田谷区の自宅で営まれ、十勝からも後援会幹部らゆかりの人たちが参列した。
四十九日に当たり郁子夫人は「(夫の死は)まだ信じられない気持ち。56年間、特に26年間の政治生活で、たくさんの人に支えてもらったと、49日の間に改めて感謝の気持ちが募った。主人を大切にしてくださった人が家族を支え、何とかここまでこれた」と話した。
法要には親族のほか、親しい関係者など50人以上が集まった。十勝連合後援会の有塚利宣会長は「亡くなった後、その政治活動が改めて全国で評価された。それがせめてもの慰め」と言葉少な。岩野洋一帯広連合後援会会長は「中川さんのいない十勝の経済は今ひとつ元気がない」と故人の存在の大きさを語った。
叔父の中川義雄参院議員は「まだすっきりしない」と悔しさをにじませ、平沼赳夫衆院議員も無言のまま会場に入った。このほかボビー・バレンタイン前千葉ロッテマリーンズ監督らが弔問に訪れ、政財界のみならず文化、スポーツ界との幅広い交友関係を伺わせた。
四十九日を終えて後援会は、今月末に会合を開く予定。後援会組織の縮小などの動きが本格化するとみられる。
(安田義教、池谷智仁)