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第2回目のエコトモは・・・(2009.4.30)

ペットキャップの写真

ペットキャップを集めてワクチンになる仕組み

TBSの社内でも、ペットボトルのキャップを 集めています。そこには「ペットボトルのキャップを集めてワクチンを!」の文字。 どうして、キャップがワクチンになるのかご存知でしょうか?その仕組みを追いかけてみました!


キャップの売却金の一部を寄付!

回収したペットキャップは、エコプライの原料として売却されます。そのお金を寄付している先は?

キャップの売却金の一部を寄付!画像1

子どもたちの命を救うワクチン

キャップが売れたお金の一部、キャップ1kg(約400個)あたり10円を寄付。1kg10円、わずかな額でしょうか!?
お話をうかがったのはJCV(世界のこどもにワクチンを日本委員会)のワクチン王子こと、吉本さん。


吉本「先進国ではない南の国では子どもが1日に7,000人死んでいます。中でも6大感染症、予防可能な感染症で命を落とす子どもたち、5歳まで生きられない子どもたちが世界で1日4,000人、でもワクチンさえあれば、命を落とさずにすむ子どもたちなんです。」

水野「1日4,000人って、ショックですね」


キャップの売却金の一部を寄付!画像2

ワクチン接種のようす

吉本「このポリオワクチン。これが子どもの命を救うんです。これ、20円なんです。キャップってお金にならないでしょう?だけど、ワクチンには手が届くんです。日本ではわずかな金額ですが、貧しい国では手の届かない金額。だから送ってあげたいんです!」
(※ポリオ:かかってしまうと運動神経を壊してしまって、手足に障害を残してしまう。ひどい場合は死に至るケースも。)


しかもこのポリオワクチンの20円というのは、実はこの本体の価格ではなく、現地のお医者さんの人件費やワクチンの保管、輸送費なども込みで20円なんだとか!

吉本「20円というのは、1人分のワクチンの値段じゃなくて、1人の子どもの命を救うことのできる金額なんです。」

キャップの売却金の一部を寄付!画像3

ワクチンを接種した
ミャンマーの子どもたち

キャップを集めて、得たお金を何に使うか。「井戸を作る」「学校を建てる」などは、とてもお金がかかることです。でも、ワクチンにすると、1人当たり20円でしかも命を救うことができる。とてもシンプルで、「これで1人救えるんだ!」というのが分かりやすいということで、JCVに寄付されていたのです。


吉本「最初の頃はキャップを粉砕して溶かすと、ワクチンになるんですか?と、大まじめに質問してくる人もいました。」

キャップを集めるというのは参加方法の1つです。だから、何のためにやっているのか、そのために自分のとっている行動はどういう意味があるのか、ということをきちんと理解することはとても大切なことのようです。

吉本「特にお子さんたちがキャップを通して、リサイクルをする、循環していく社会のなかで、きちんと無駄のない生活を送るなど、キャップを通してゴミのことを、リサイクル、ボランティアのことを知ってもらうきっかけになるようなツールとして全国に広がっていくようにしたい。」

キャップの売却金の一部を寄付!画像4

【エコトモ/5人目】JCV(世界の子どもにワクチンを 日本委員会)吉本祐之さん http://www.jcv-jp.org/


水野アナの編集後記

今回のエコトモで水野アナが感じたこととは・・・?