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| 磐田戦に向けミニゲームで調整するエジミウソン（中央）や細貝（右から２人目）ら浦和の選手たち＝２０日午前、大原サッカー場 |
浦和は２０日午前、大原サッカー場で約１時間調整した。磐田についてフィンケ監督は「質の高いＦＷ選手に気を付けないといけない」と述べ、リーグトップの１８得点を挙げている前田と李根鎬の２トップを警戒した。
練習にはアジア・カップ最終予選などの日本代表に招集された闘莉王と阿部が合流。闘莉王はクールダウンのみで切り上げたが、同監督は「先発の可能性は高い」と話した。
ミニゲームの主力組には、左サイドバックにインフルエンザから回復したばかりの細貝、右には平川が入った。エジミウソンと田中が２トップを組み、出場停止の原口に代わって高原が起用されそうだ。
目指す攻撃果敢に
最近の浦和の戦いに物足りなさが残るのは、やはり攻撃が思うように機能しない点にある。前節のＦＣ東京戦。無失点に抑えたものの、前半は守備に徹して決定機は皆無だった。目指す攻撃の形には程遠かった。
ただ後半に入るとギアをシフトして連動した攻撃を見せ、後半４分にエジミウソンが決勝点を奪うなど、原口が退場する同８分まで浦和らしさを垣間見た。数的不利に立ってからは守りを固めざるを得なかったが、その時間をいかに９０分間に広げていくかだ。
先発が濃厚な平川は「今年ずっとやってきたことをやりたい。攻撃にも守備にも人数をかけて、攻守の切り替えを早くすること。あまり守りばっかりに入らない方がいい」と専守防衛にならず、積極果敢に攻め込む姿勢を強調する。
故障した梅崎のほか、出場停止の原口、万全とは言い難いエスクデロ、山田直と攻撃的な選手が手薄な中でこそ、その真価が問われる。ＧＫ山岸も「プロとして勝つ責任がある」と力を込める。
ポゼッションを重視したサッカーを目指す浦和にとって、「攻撃は最大の防御」こそ理想。来季を見据え、その一端を残り３試合で証明する必要がある。
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