北九州放送局

2009年11月21日 12時12分更新

九州最大級の弥生の墓 公開


北九州市で発見された九州で最大級の弥生時代の墓が21日、一般に公開されました。

公開されたのは北九州市小倉南区の弥生時代の集落跡、城野遺跡です。
遺跡からはこのほど1辺の長さが最大で23メートルと弥生時代としては九州で最大級の墓と、2つの石のひつぎが出土しました。
ひつぎからは「管玉」と呼ばれる首飾りなどが見つかり、当時、周辺の集落を束ねていた権力者の存在を裏付けるものとみられています。
一般公開にはおよそ450人が訪れ、ひつぎには子どもが埋葬されていた可能性が高く、これだけの規模の子どもの墓を作ることができたのは相当の力を持つ権力者だっとが考えられるという学芸員の説明に聞き入っていました。
見学に訪れた女性は「ひつぎに塗られた赤い顔料が鮮やかで驚きました。
調査が進めばまた訪れたい」と話していました。