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方針転換は小沢氏の鶴の一声 記者が解説
国会は20日も自民・公明両党が欠席する中、民主党は法案の委員会採決を強行した。しかし、午後になって突如、採決を取りやめている。突然の方針転換の理由は、党の実権を握る小沢幹事長の鶴の一声にあった。政治部・青山和弘記者が解説する。
小沢幹事長は20日昼、「イメージが良くないのでやめろ」と採決強行をやめるよう指示した。そもそも民主党が採決を急いだのは、小沢幹事長が先週、あと10日しかない今国会の会期中に、すべての法案を成立させるよう指示したため。
ところが、自民・公明両党が強引な国会運営に反発して国会が不正常になると、世論の批判を気にし始めたようだ。19日夜の本会議場で小沢幹事長は、国対幹部に「自・公欠席で大丈夫か」と声をかけたが、結局、20日昼まで判断が遅れた。そのため、20日も新型インフルエンザ対策法案など一部の法案が採決されるなど、国会運営はバラバラになった。
しかし、採決を見送っても、国会の正常化は簡単ではない。自民党側は正常化の見返りに鳩山首相の献金問題をめぐる集中審議などを求める考えで、強硬姿勢のつけは民主党に大きく跳ね返ることになりそうだ。
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