岡山放送局

2009年11月20日 20時18分更新

新型用ワクチンで男性死亡

新型インフルエンザのワクチンを接種した岡山市の90代の男性が、接種のあと死亡していたことがわかりました。
男性は持病があり、主治医は、接種との直接的な関連は低いと考えられるとしていますが、厚生労働省は、念のため因果関係を詳しく調べることにしています。

岡山県や厚生労働省によりますと、18日新型インフルエンザのワクチン接種を受けた岡山市の90代の男性が、接種を受けた翌日大量におう吐して、吐いた物をのどに詰まらせて窒息し、死亡したということです。
男性は、脳出血の後遺症や肺炎などの持病がありました。
男性の主治医は、患者の健康状態によるところが大きく、死亡とワクチン接種との直接的な関連は低いと考えられるとしています。
厚生労働省では、念のため専門家を集めて、接種と死亡との因果関係について詳しく調べることにしています。
厚生労働省によりますと、新型インフルエンザのワクチンを接種したあとに死亡したケースは、今回が13人目で、中国地方では初めてです。
また、接種のあとに死亡した人はいずれも65歳以上の高齢者だということです。
県健康対策課は「ワクチン接種を過度におそれる必要はないが、接種の際には、当日の体調に注意し、接種後の経過観察をしっかり行うことが大切だ」と話しています。