2009年11月20日 20時18分更新
通学中の女子高校生らにわいせつな行為を繰り返していたとして、岡山県教育委員会は里庄町の小学校の教諭を20日付けで懲戒免職処分にしました。
懲戒免職処分を受けたのは里庄町の町立小学校の小松孝裕教諭(25)です。
県教育委員会によりますと、小松教諭は、去年9月下旬から12月6日までの間に5回にわたって、浅口市鴨方町の路上で通学中の女子高校生らの前でわいせつな行為をしたほか、ことし3月には広島県福山市でも同様の行為をしていたということです。
このうちの2件について玉島区検察庁は先月、公然わいせつの罪で起訴し、玉島簡易裁判所は罰金20万円の略式命令を言い渡しています。
小松教諭は「ストレスがたまってやった。女性がどんな反応をするのか興味があった。迷惑をかけ反省している」と話しているということです。
また勤務先の小学校の校長は、ことし7月、検察庁から事件について報告を受けていましたが、その後先月までの3か月間にわたり小松教諭を教壇に立たせたり、検察庁に起訴猶予を求める上申書を提出していました。
このため県教育委員会では、指導監督に適正さを欠いたとして校長を減給10分の1、3か月の処分としました。
また里庄町教育委員会は里庄町の才野晋教育長についても減給の処分にました。
このほか、県教育委員会は、鉢植えの苗木を盗んだとして逮捕された高梁市の県立高校の川上時正教員(38)も懲戒免職処分としました。
一連の不祥事について県教育委員会の門野八洲雄教育長は「教育への信頼を失う重大な事件と受け止めている。服務規律の徹底と教職員としての自覚の高揚に努めたい」とコメントしています。