岡山放送局

2009年11月20日 20時18分更新

難病のミャンマー男児が退院


生まれつき眉間の部分の頭がい骨が欠け、脳の組織の一部が飛び出す難病に苦しんでいたミャンマー人の1歳の男の子が、手術を受けた岡山市の病院を20日無事に退院しました。

ミャンマー人のトゥー・チャー・アウンちゃん(1歳)は、頭がい骨の欠けた穴から脳の組織の一部が飛び出す「脳瘤」という難病に苦しんでいて、先月、来日し岡山市北区の国立医療機構岡山センターで14時間におよぶ手術を受けました。
手術から3週間ほどがたって体調も回復したことから、20日、無事に退院となり、母親のティン・マー・ミンさんが会見しました。ティンさんは「はじめは心配でしたが元気になり、うれしい気持ちです。岡山の医師の先生と離れるのが少し寂しいです」と話してました。
また、アウンちゃんは母親にだっこされながら、ときおり大きな声で笑ったり手をたたいたりしていました。
親子はこれから1週間、東京に滞在して観光を楽しんだあと、ミャンマーに向けて飛び立つことになっています。