三菱総合研究所は、高速道路無料化に伴って国内の二酸化炭素(CO2)の排出が年間で最大910万トン増えるとの試算をまとめ、16日に開いた政府の地球温暖化問題に関するタスクフォース(座長・植田和弘京大教授)に提出した。
試算によると、高速道路を無料化したうえで、揮発油税などの暫定税率を廃止するかどうかで、CO2の排出量の増加規模には約510万〜910万トンの差が出る。日本の温暖化ガス総排出量の0.4〜0.7%程度に相当する。民主党は衆院選のマニフェスト(政権公約)に高速道路の無料化を盛り込んでいる。(16日 22:01)