自民党の村田吉隆情報調査局長は19日、札幌市で記者会見し、05年の衆院選で鳩山由紀夫首相=北海道9区=の陣営が選挙運動の公費負担について道選挙管理委員会に虚偽の報告をしていたことがわかった、と発表した。公職選挙法違反だと主張している。
同法では候補者のポスターや選挙運動用のはがき、ビラ、看板などの作成代について一定額を公費で負担することを定めている。村田氏によると、鳩山氏の陣営は05年衆院選でこれらの代金の一部が公費負担の上限を超え、超過分を自己負担したにもかかわらず、道選管に届け出がなかったという。
村田氏はこの日、鳩山氏の地元の9区を訪れて関係業者から聞き取り調査をした結果、こうした事実が判明したと説明した。