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2009年11月19日(木)

※富山県内のニュースです。




 宇奈月・老舗旅館、中国人の仲居を不法就労で逮捕

(2009年11月19日 17時50分)

 宇奈月温泉の老舗旅館で、不法就労の中国人の女らを仲居として働かせていたとして、警視庁はこの旅館などを家宅捜索するとともに、ブローカーや仲居の女ら8人を逮捕しました。

 警視庁が17日に家宅捜索したのは、黒部市宇奈月温泉の老舗旅館「延楽」と、その仲居らが住み込んでいた寮です。警視庁によりますと、家宅捜索は仲居らが不正に取得した在留ビザで不法就労していた疑いで行われ、仲居をしていた40歳の女ら中国人の女3人が逮捕され、東京入国管理局に身柄を引き渡されました。

 またこの日、東京では仲居らを全国各地の旅館などに派遣していた主犯格のブローカーで、千代田区の「未来国際」の社長・滕(とう)波(は)容疑者(33歳)ら5人が、資格外活動ほう助の疑いで逮捕されました。滕容疑者ら5人は、女らに通訳や翻訳などの仕事をするという条件の「人文(じんぶん)国際ビザ」を取得させた上で、従事してはいけない旅館の仲居などの単純労働をさせた疑いが持たれています。

 主犯格の滕容疑者は警視庁の取り調べに対し、違法なことはやっていない」と容疑を否認しています。また旅館「延楽」はチューリップテレビの取材に対し「不法就労とは知らなかった。業務委託をしていた事業者に対し、損害賠償を求めることも検討する」とコメントしています。
 
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