【Black Box】Stage 2:社会心理学的見地に基づく実験過程、プロジェクト名『仲良くしようぜ!』

<オープニング>


「次の仕事が決まったわ。手伝いなさい。手伝え」
 あんまり態度変わってなかった。
 ピンク――もとい、サユリ・アンダーソン。
 彼女の二回目の稼働実験を行うため、能力者たちは放課後の空き教室に集まっていた。
「えーと。皆さん、前回はお疲れさまでしたー。駅前でヤキガシツメアワセ買ってきたので、良かったら食べながら聞いてくださいねー?」
 緊張感なく箱詰めのお菓子を開封していく羽佐蔵・しの(小学生運命予報士・bn0242)が、「それでですねー」と、どこかのんびり本題に入る。
「今回は、遊園地に行ってもらいます」
「遊園地?」
 目を丸くするひなたに、はい、と頷く。
「と言っても、とっくの昔に潰れて廃墟になっちゃってますけどねー。だから正確には、遊園地『跡』ですね」
 取り壊すだけの予算もないのか、長い事そのまま放置されているらしい。
「今回のお題は、そこに発生した強力な残留思念のお掃除です」
 遊園地跡の入口付近。
 かつてはパレード等が大々的に行われたと思しき広場が、この冒険の舞台となる。
 ……不況の煽りで経営が立ちいかなくなったのか。はたまた、閉園せざるをえない「何か」がこの場所で起こったのか。
 今となっては知るよしもないが、ともかく。
 運命予報に引っかかる程に膨れ上がった残留思念が存在する。――能力者達にとっては、それさえ分かれば十分といえる。
「方法はいたってシンプルです。詠唱銀を振りかけて、出てきたゴーストを倒すだけ、ということで」
「シンプルではありますが、簡単ではないですわね」
 雷が軽く苦笑を洩らす。それには皆も全くの同意見のようで、視線で先を促した。
「では地縛霊の説明をー……っと、その前に」
「?」
「この遊園地、どうも『近未来アトラクション』をモチーフにしてたみたいでして」
 空飛ぶ車や宇宙船。
 スペースシャトルにタイムマシン。
 その他『なんだかよく分からないけれど未来ちっくなモノ』をモデルとしたアトラクションが、園内には溢れている。
 エセ科学ともいう。
「そんな遊園地ですから、マスコットキャラクターもロボットを模してたみたいですねー」
 一拍置いて。
「出てくる地縛霊もそんな感じです」
「……」
「あ、もちろん本物のロボットじゃなくて、中に人が入って動かす、ただの着ぐるみです。別に特殊合金とかも使われてませんし、むしろゼンマイで動くブリキのおもちゃのようなー……」
 そこはかとなく昭和のオーラを醸し出しているのだとか。
 言い換えれば安っぽい。
 そいつが1体。おそらく、ボスクラス。
「ちなみに変形とか合体とかはしません」
「しないんですか」
 なんだかちょっと残念そうに相槌を打つ砲子。
「それとですねー。他にも3体、妖獣が出てくるんですけど。これが、火の――」
 一拍置いて。
「鶏です」
「……」
「火の鶏……」
「あとは宇宙服を着た地縛霊が4体の、合計8体が敵となります。ただ、この宇宙服の地縛霊たちはそんなに強くないので」
 皆まで言わせず、羽衣が後を継いだ。
「注意すべきはさっきの2種類、ですね?」
「です」
「敵の攻撃傾向とかはあるのか?」
 すかさず切り込む林。それが分かれば、作戦の幅も広がる。
 頷いたしのが語った内容は、
「……妖獣は、孤立している人を」
「宇宙服の地縛霊は後衛を、それぞれ狙いやすい……ね」
 確認するように、火蜂と夢が諳んじた。
「ふざけた見た目ですけど、強さは本物ですから、油断はしないでくださいねー」
 それに――とすずは思う。
 こちらにはサユリがいる。
 彼女を守りながらの戦闘である。簡単にはいかない事は、想像に難くない。
「できれば、彼女に戦闘のいろはを叩き込んであげてくださいねー。ではではー、稼働実験第二段階、いってみましょーう」
 
「あ、そういえば」
 と。ふいに何かを思い出し、渉が手を打った。
 前回の戦闘。
 サユリが使用した科学人間のアビリティ、その一つ。
 確か、名前はまだつけていないということだったが……、
「……サユリ?」
 桜花の声に、サユリはチラリと一瞬だけこちらを見て。
「好きに呼べば?」
 やはり、そんな答えを返したという。
 アビリティの名称募集。
 それも、今回彼らに与えられた、重要な任務だった。

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参加者
風嶺・桜花(使役ゴーストの名前はとりさん・b04465)
津軽野・林(流浪の三味線ギタリスト・b17700)
弦元・すず(プリズムシャドウ・b28534)
如月・夢(夢喰い・b35493)
天宮・羽衣(双月を見守りし第三の月・b43783)
七転・火蜂(真夜中の雀蜂・b50473)
轟・雷(雷霆の娘・b50947)
羽空・ひなた(幸せの運び手・b57477)
三郷・砲子(空洞貫通・b62366)
風宮・渉(風と月のエアライダー・b65488)



<プレイング>

プレイングは1週間だけ公開されます。

風嶺・桜花(使役ゴーストの名前はとりさん・b04465)
…今回、数が多い、ね
…とりさん、サユリ、皆、頑張ろう、ね

【戦闘前】
事前に優先順位等の話し合い

サユリの攻撃優先順位は火蜂に同意

「…直線攻撃が、命中率低下、なら、ボスは巻き込みの数に入れない方針、で
「…ボスは、単体攻撃で行こう、か
「…単体攻撃アビは、ある?

【戦闘中】

とりさんが混乱かHP半減でゴースト治癒
とりさんがHP1/3かボスだけの時ゴースト合体
それ以外はサユリと同じ敵に雑霊弾(改優先
「…とりさん、頑張って(治癒
「…この地に揺蕩う同胞よ、我が求めに応え敵を撃て!(雑霊弾
「以合成神!央華見参!(合体

とりさんは鶏へ接敵
桜花とサユリに攻撃が集中するなら護衛に戻る
桜花が混乱したら祈る

以上を基本方針としてずっとサユリの横でサユリと行動

サユリは
初手:出来る限り敵を巻き込む直線攻撃
次手:強化アビ
以降:優先順位に従い攻撃
ただし、バックアタック時はすずに従いまず移動
「…サユリ、落ちついていこう、ね

対象に迷うなら指示を出すね
「…鳥が瀕死だ、ね。…サユリ、あれを、狙おう

コンビネーションも指導
「…サユリ、合図をくれたら、合わせる、よ
「…皆の動き、よく見て、ね
「…今度は私に合わせて、ね。…3,2,1、今!
「…いい感じ、なの

【戦闘後】
小さなお墓を作ってあげるね
「…想いが、天に還りますよう、に

「…サユリ、今度はちゃんと動いてる遊園地に来よう、ね


【アビ名称】
「…『雷槍』は、どう?
「…『サンダースピア』でもいい、けど

津軽野・林(流浪の三味線ギタリスト・b17700)
こういう昭和の近未来モノ好きなんだけどな
過去が夢見た未来科学 対 現実に希望をもたらす先端科学か

俺。如月と轟以外は名前を呼び捨て

◆作戦
事前に戦略を確認 陣形など皆に準じる
残り1つのアビの内容を聞いてみる
「使ってもいいぞ。皆でフォローするから」

動きやすいよう皆で声かけ合う
「あれ狙うぞ」「了解!」

サユリから合図があれば合わせる
全体の動きや様子には注意(鋭敏感覚)
サユリのアビに反動等ないか観察

遠距離攻撃を警戒 孤立を避ける
ボスとは絶対に近接しない

「サユリの攻撃も俺の攻撃も威力は弱いが
  意味のある一手だからな。頑張ろうな!」

◆戦闘
後衛

初手〜弾切れか敵3体以下になるまで
パラノイアペーパーのみ
範囲攻撃組との連携を重視
できる限り多くの敵を範囲内に
「先手必勝!」

「ふさ吉先生のハートフルメルヘン!」
内容)呪われた黒猫と赤頭巾少女が旅をしながら
仲間と出会い最後に呪いがとけハッピーエンド
全8話 画力は棒人間レベル

以降 まず魔弾の射手

雷の魔弾奥義
 ボスロボ
 体力が多く残る敵
射撃攻撃
 残り体力わずかな敵
 アビ切れ時

ギンパワZ
 禁癒時を除き
 自分か味方がHP残り200以下
(回復が無駄に重ならないよう注意)

混乱から回復
「怖い夢見てた」

◆戦闘後
古いブリキロボ(おもちゃ)を取り出す
「前にフリマで買った……ボス?ここの土産だったのか」
「閉園する前に来たかった」

◆命名
 サンダーライナー
 さゆりんパルス砲
 超電子ビーム

弦元・すず(プリズムシャドウ・b28534)
「私の役目は一緒に依頼に行く人たちが、明日も普通に学校に行けるように回復でバックアップすること。サユリさんは自分自身をどんな役回りだと思う?」
とか、とりあえずジョブ的方向性を教えてと雑談交じりで

・サユリさん関連
サユリさんに敵優先順位の説明
もし戦闘中彼女が迷うようなら、優先順位に従って、「あれ、どう?」等ちょっと口を出す
後半戦になって彼女が前に出るようなら常に彼女のHPを気にかけ、可能な限り回復しておく

・戦闘
後衛位置(前衛から5弱後ろ)
詠唱銀を撒く前にだいたいの位置についておく

1T目はコアで回復量の底上げ
また、最初の位置取りで思った場所に出なかった場合はこの時点で立て直しで移動する
このとき、必ずサユリさんが着いてきているのを確認、置いてけぼりにならないように
初手から仲間のパラペが入るので、2T目から舞でのサポートを
以降、パラペが終わるまで舞でBS回復を続けるのを優先
ただし、舞が必要ない時やアンチHがかかっていない仲間のHPが危うい時は祖霊での回復・エンチャントを
エンチャントは前衛優先で

後衛位置を利用して、敵全体の動きを見ておく
鶏が近寄ってきたら、すぐ近くの人に注意を促す
上手くすればガードや回避の手助けになるかも

「日本の遊園地もいいよー。ゆるキャラがなんともいえないいい味出してるの。その時はまたお弁当、どう?」

アビ名案:ディストラクショングリント
うん、やっぱり英語…

如月・夢(夢喰い・b35493)
今度はなかなかの強敵ね。
サユリをうまくフォローして、自信を付けてもらわなくちゃね。

◆作戦
詠唱銀の振り撒き担当は、羽衣。

(立ち位置)
【前衛】砲子、火蜂、雷、羽衣、とりさん、モラ
【中衛】如月
【後衛】桜花、すず、ひなた、林、渉、サユリ

如月は状況に応じて前衛と交替。
また、桜花のゴースト合体後は、とりさんのいた位置に上がる。

(攻撃優先順位)
宇宙服>鳥>ロボット

◆行動
「落ち着いていこう、サユリ。大丈夫。みんな、あなたを信頼してるから」
前衛陣のすぐ後ろに位置取り。
エンチャントは行わず、できるだけ多くの敵を巻き込めるように角度を調整して、ナイトメアランページを放つ。

ナイトメアランページを一射した後、サイコフィールドを展開。
その後は、再びランページにて攻撃。

前衛陣の中で深手を負った者が出た場合は、その者と交替。
お互いにフォローをし合うという面を、サユリにも見せる。

サユリがこちらに攻撃を合わせづらいようなら、前回同様彼女の攻撃タイミングに合わせるようにする。
また、今後のことも考慮し、エンチャント系アビリティの他に、もう1つアビリティを持っているようなら、それも使用してもらう。

戦闘中は声を掛け合い、孤立する者が出るのを避ける。

◆戦闘後
「どう? 慣れてきた? ところで、サユリって歳は? あ、あたしは12よ」

◆サユリのアビリティ名称
「イナズマストライク」
サユリがハーフだから、名称もハーフってことで。

天宮・羽衣(双月を見守りし第三の月・b43783)
【戦闘前】
ふふ、サユリさんはツンデレさんですね
凛様(家族)もツンデレさんなのでなんだか親近感です♪
というわけで軽くあしらわれてもめげずにコミュニケーションです♪
それと、もし良ければもう二つのアビも教えてもらえませんか?

【戦闘】
私は前衛で、詠唱銀を振りまく役を兼任します
皆の準備が整ったら、詠唱銀を振りまきます
「さて、前回と違って大分敵の数が多いですが…油断しなければ、必ず前回と同じ結果が得られるはずです。皆さん、頑張りましょう!」
まずは旋剣の構えで自己強化
その後、宇宙服>鶏>ロボの順で傷を負って倒しやすい敵から撃破
接近してくる宇宙服は黒影剣奥義で倒して、遠距離にいる者はダークハンド改で削ります
宇宙服が終わったら鶏です
黒影剣がまだ残っていれば黒影剣。無くなったらダクハンに切替えます
私は比較的気に特化してますし、鶏の攻撃はなるべくガードできる様に神経を集中させます
最後はロボ…混乱が厄介なので、あまり近づかないで倒すに越したことはないですね…
なのでダクハンを優先的に使用
ダクハンが無くなったら覚悟を決めて接近します
黒影剣もしくは気魂の通常攻撃です
また、全戦闘通してすずさんの回復が間に合わない場合で、HPが全体の半分を切ったら旋剣で回復します

【アビ名】
大言壮語も甚だ承知。されど、いつかその力が本物となりて全てを打ち払う力とならんことを願い、この名に託しましょう。
雷神の右腕――トールハンマー、と

七転・火蜂(真夜中の雀蜂・b50473)
「昔は閉園後の遊園地って怖かったけど、お化けの正体がゴーストってわかると意外と平気になるわねー」
すいません嘘つきました。未だにお化け怖いです。

・戦闘前
「ねーさゆりん、アメリカの遊園地ってやっぱスケール大きいのかしらー」
とか雑談交えつつ、戦闘前にサユリさん含む皆と作戦の再確認。
「そういえば今日は前衛だった……そ、それじゃ皆頑張ろう!おー!」

・さゆりん
さゆりん、もといサユリさんには一ターン目にアビでの直線攻撃、その後エンチャントしてもらう方針で。攻撃の優先順位は『瀕死の敵→宇宙人→鶏→ロボ』で、直線範囲に巻き込めるだけ巻き込んでって伝えるけど、その場でサユリさんが迷うようなら指示を出すわね、こっちに余裕があれば!
三つ目のアビも、使える状況なら使ってもらうよう頼むわー。

・戦闘
基本作戦は宇宙服→鶏→ロボットの順番に集中攻撃で数を減らしていく方針。集中攻撃する対象は皆で声掛け合って間違えないように。
私の位置は前衛ねー。「うわーん、役割的に仕方ないけどやっぱり敵が目の前は怖いー!」
皆が攻撃を集中させている敵、倒した直後なら他の傷ついてる敵を優先して呪詛呪言。怖いからいつもより大声で呪詛呪言!
突撃を外してHP1の鶏がいたら真っ先に優先して攻撃。

鶏が生きてる状況でHPが200以下になったら、回復するまで後ろに下がらせてもらうわねー。

・アビ名称案
『ライトニングバイパー』
うーん、我ながら直球ねー……。

轟・雷(雷霆の娘・b50947)
今更ですけどサユリ様のフードにツッコミを入れたいですわ


詠唱銀を撒く前に多少各々の位置を確認しておきましょう
わたくしは詠唱銀を撒く位置の至近で待機ですわ

ゴーストが出現して戦闘が始まったらまずは宇宙服のゴーストに近づきながら旋剣の構えで自己強化。
わたくしの為に武器を貸してくださった亜子様の為にも、負ける訳にはまいりませんわね…
攻撃の優先順位は基本的に宇宙服>鶏さん>ロボットの順番で、瀕死のゴーストがいればそちらを優先。
可能な限りサユリ様含め皆で連携して一体に集中攻撃したいですわねー
戦術的には前衛として後衛に手を出させないようゴーストの進行を押さえつつ目の前の敵には黒影剣、
攻撃を外してHP1になっている鶏や、遠くにいる集中攻撃の対象にはダークハンドという感じで切り替えて攻撃していきますわ
特にサユリ様には孤立して鶏に狙われないよう注意を
火炎突撃に狙われていたら多少防ぎやすい私が盾になろうかしら。能力者同士助け合うのは当然のことですのよ?

大きなダメージを受けた場合は最初の1回は黒燐奏甲で回復。それ以降の回復は旋剣の構えを使いますわ
奏甲は強化が目的ですのでそれ以前に祖霊降臨などで気魄攻撃力が上がっていれば常に旋剣で回復
近くの仲間が今にも倒れそうなくらいダメージを受けていたら奏甲で回復しますわ


アビ名はナルカミブラスターで。初めての科学人間であるハーフのサユリ様にちなんで和洋折衷っぽくどうでしょう

羽空・ひなた(幸せの運び手・b57477)
目的地までで作戦の摺り合わせ&
サユちゃん(サユリ)にモラさんを好きにモフっても良いとか世間話など。
「大丈夫ですよ。敵は多いけどこっちは13人もいるんですし」
前回同様リラックスで参りましょ

詠唱銀を撒く前に使役ゴースト(モラさん)に以下の指示。
「前衛で皆の回復お願いします。わたしの方への祈りは後回しにしてくださいな。後はその都度やって欲しいこと言いますね」
最後に前衛から5m弱離れて後衛で固まっておきます。
孤立に要注意で

首尾よく敵との間に前衛を挟めたら
「ふふふ…サユちゃんを主人公に少女漫画で仕立ててみました」
とパラノイアペーパー。
包囲や背後を突かれていたら移動して敵との間に前衛を挟んでから。
敵数3体まで減らせばHP半減している人にギンギンパワーZでの回復も…ただし混乱している人はダメ。
それまでは数を減らす為にもパラペ優先。
ラスト1回のギンギンは自分に使って、
弱った敵から通常射撃攻撃で倒しますね

モラさんはHP7割以下の人がいない時はパチパチ火花で複数の敵を焼くよう
「右側の宇宙服ぽいの2体巻き込んでGO!」
という感じで後ろから指示。
優先順位はサユちゃんと同じく瀕死の敵>前衛にいる宇宙服>鶏

「そーいや電撃の名前…LightningでLaserでfLash…全部合わせてLLLなーんてダサダサですよねー」
などと…アビ名は提案しますがサユちゃんのネーミングセンスも好奇心で聞いてみたい。
あと他にどういう手札があるのかも…厚かましいですかねー

三郷・砲子(空洞貫通・b62366)
今回は難易度が上昇しています。私も頑張ります。

行動:サユリを守りながらゴースト撃破
 ・サユリさんは後衛から射撃系の攻撃をして貰う方向で。
  前衛で戦っている仲間の隙間からゴーストを狙い撃つ。
  または「撃って」の合図で射撃して貰う。
 ・戦うゴーストの優先順は、宇宙服→火の鶏→ロボット。
 ・砲子は前衛で戦います。虎紋覚醒、白虎絶命拳、震脚の連携を
  利用してアビリティの消費を抑えながら戦います。
 ・ヒーリングファンガスはいざと言う時の為に温存。
  使用タイミングはサユリが倒されそうになった時にサユリに使用。
  または自分が倒されそうになった時に自分に使用します。
 ・サユリの射線とゴーストが結びつくように状況を見ながら攻撃します。
  サユリの攻撃ができそうなら「撃って」とサユリに合図を送ります。
  (サユリのアビリティで攻撃できるならこちらで攻撃して貰います。
   術式・20m直線(選択)ダメージ。)
 ・ゴーストの射撃攻撃がサユリに向かないように注意を引き付ける。

その他
 ・撤退条件 サユリが重傷となるダメージを負ったら撤退を進言する。
 ・サユリのアビリティ名
  砲子 「サユリビー…」
  サユリ「…」
  砲子 「ではなくて電気にちなんで【トールハンマー】(雷神の鎚)でどうでしょう?
      射撃なのにハンマーの呼称は気にしない方向で」
     「サユリは雷属性の左を持っているんでしょ?」

風宮・渉(風と月のエアライダー・b65488)
【心境】
初めての難易度が高い依頼…がんばります。
サユリさんも緊張してるはずです、ボクがしっかりしないと…。
え〜と、アビの名前ですけど…ボクこういうの苦手で、単純かもしれませんけど「サンダーショット」でどうでしょうか?
【戦闘】
後衛で、支援攻撃とBS回復に専念します。
「ボクがしっかりしないと…イグニッション!」
基本はインフィニティエアで強化して攻撃です。
「では、行きます!」
ジェットウィンドで敵を攻撃。
基本的な優先順位は、宇宙服→鶏さん→ボスです。
けど、後衛(特にサユリさん)に接近してきたら足止め狙いで攻撃。
「これ以上先には行かせません」
後は、弱っている敵がいたら集中攻撃です。
浄化の風は、BSにかかった人がいたら使用します。
【サユリさんへのアシスト】
戦闘前:アビの使い方指導。
「アビリティは、数打てば当たるというものではないです」
前に自分が先輩から教わったように
「相手の隙を見極めて撃つ……たとえそれが破れかぶれに思えても、確実に当てていくものです!」
言った後に、おどけた照れ笑いで
「ボクもまだまだ未熟ですけどね」
「お互いがんばりましょうね」
それとなく残りのアビについて聞きたいです。
「そういえば、残りのアビってどんなものですか?」
戦闘時:ジェットウィンドで足止めして、サユリさんの攻撃を当たりやすくさせます(できるなら)
「今です、サユリさん!」
【戦闘後】
安堵した顔で笑いかける。
「お疲れ様でした♪」




<リプレイ>


『『イラッシャイマセー!』』
 どぱらたたたた。
 マシンガンの嵐が飛ぶ。
 実に威勢のいい従業員さんたちである。
 熱烈な歓迎を受け、子供達も嬉しそうに「うわあ!」とか「避け、避けーっ!?」とか声を上げて喜んでいる。
 ちなみに、従業員さんは宇宙服ルックだった。
 あと従業員さんは地縛霊だった。


 墜落したスペースシャトル。
 怪獣に完膚なきまでに破壊された防衛軍基地。
 そんな物が散見する、アミューズメントパーク……の、跡地。
 面積だけは無駄にある広場の真ん中に、能力者たちはいた。
「昔は閉園後の遊園地って怖かったけど、お化けの正体がゴーストってわかると、意外と平気になるわねー」
 なんて気軽に嘯く七転・火蜂(真夜中の雀蜂・b50473)だが、微妙に笑顔が引き攣っている。
「ねーさゆりん、アメリカの遊園地ってやっぱスケール大きいのかしらー」
「みたいね。行った事ないけど」
 あ、会話できる。
 そんな些細な事に、なんだか妙に嬉しくなってしまう能力者達だった。
 だって前回が前回だし。
 幸いなことに、今回はさほど緊張してはいない様子。
 ならばと、三郷・砲子(空洞貫通・b62366)は、小粋なジョークを試みる。
「サユリは雷属性の左を持っているんでしょ?」
「?」
 怪訝そうなサユリを観察する、轟・雷(雷霆の娘・b50947)の双眸。
 サユリのフード。
 ピンクの水玉。
 ……うん、まあ。
 ねえ?
 話を戻そう。
「こういう昭和の近未来モノは好きなんだけどな」
 苦笑するのは津軽野・林(流浪の三味線ギタリスト・b17700)だ。
 『過去が夢見た未来科学』VS『現在に希望をもたらす先端科学』。
 そして、件の敵というのが、
『『ヨウコソオコシ下サイマシター!』』
 こいつらである。
 強力な残留思念から発生したゴースト――その数は8。
「……今回、数が多い、ね」
 最後衛、サユリの隣に立つ風嶺・桜花(使役ゴーストの名前はとりさん・b04465)が、小さく眉根を詰めた。
「……とりさん、サユリ、皆、頑張ろう、ね」
 頷くサユリに、風宮・渉(風と月のエアライダー・b65488)は、ある決意を固めていく。
(「ボクがしっかりしないと……」)
 初めての高難度依頼。
 正直に言えば、不安だ。緊張だってする。
 それでも、サユリだって緊張しているはずなのだ。
 逆巻く風のインフィニティエア。
 同時、弦元・すず(プリズムシャドウ・b28534)の周囲にも、リフレクトコアが展開する。回復を本分とする彼女の常套手段だ。
「サユリさん、まずは」
「分かってるわ」
 遮るサユリの声は……なんだろう、どことなく得意そう。
「貴方達を見て学んだもの。まずは攻撃力の増強を図るために、強化エンチャントを施す――」
 そこで言葉を切って、皆を見る。
「のよね?」
「おー!」
 この子、学習してる……!
 つまり戦術。
 定石とも呼ばれるものだ。
 実戦経験の乏しいサユリにとって、必要不可欠なものである。
 それは非常に喜ばしくて、褒めてあげたい所なのだが……、
「残念だけど、今回は少し違う」
 ぴたり。
 サユリの動きが停止した。
 どういうこと? 無言のプレッシャーが注がれるのを感じながら、如月・夢(夢喰い・b35493)が説明する。
「相手の数が多いから。それに」
 妖獣を見て、
「全体回復を持っている敵もいる。だからまず、範囲攻撃ができる人は」
「最初に範囲攻撃を……それから自己強化をかけてもらいたいんです」
 うまくすれば、回復で妖獣の動きを御せるかもしれませんから、と。
 言葉を継ぎ、柔和な笑みを見せる天宮・羽衣(双月を見守りし第三の月・b43783)。
 基本はあくまで基本。
 状況に応じて、最適な戦略を組み立てる。これも大切なことだ。
「大丈夫ですよ。敵は多いけど、こっちは13人もいるんですし」
 キラリと眼鏡のレンズが光る。
 笑顔の羽空・ひなた(幸せの運び手・b57477)は、あくまで気軽に、原稿用紙の束を握る。
 それは林も同様だ。
 夢も悪夢の馬を顕現させ、はっと気付いた様子のサユリが、彼らに倣って右腕を構え――、
「先手必勝!」
『……!?』
 第一撃目から全力で。
 広範囲を巻き込む攻勢アビリティの連続が、迷うことなく敵陣へとぶち込まれた。


 策が成った、と言うべきか。
『クコケー!?』
 読み通り。妖獣どもが慌てた動きで、バッサバッサと回復役に回っている。
 ……なに、構いはしない。
「――ッ」
 羽衣が鋭く、宇宙服へと詰め寄って。
 ……本来野蛮なハズの行為を、美しいと感じてしまうのはどういう理屈か。
 それほどに、彼女の剣筋は淀みなく。
 また、軽やかに踊った刀身は、凛とした涼やかさに満ちていた。
 敵は多い。
 けれど。
「油断しなければ、必ず前回と同じ結果が得られるはずです。皆さん!」
「うん、頑張ろう! おー!」
 元気よく返事を返して、火蜂が後に続き、
「ってそういえば今日は前衛だった……!」
 速攻で涙目に。
 だって前衛である。超至近である。普段は後方支援に徹する彼女のこと。そりゃあ多少ビビリ入るのも仕方がない。
『コールドスリープ一名様ゴ案内デース!』
『『ヨロコンデー!』』
「うわーん役割的に仕方ないけどやっぱり怖いー!?」
 ドゴス、と。
 割と容赦ない一撃は、しかし宇宙服のものではない。
 砲子だ。虎紋覚醒から繋げた震脚の衝撃が大地を揺るがす。
 ――『機を見るに敏』という言葉がある。
 この時の雷がまさにそれだ。砲子の攻撃を受けた宇宙服にすかさずにじり寄り、火蜂が呪詛呪言を叩き込むのに合わせて、逆側から斬りつける。
 ――必勝を期すは、友から借り受けた長剣『架刑の二』。
 なるほど名剣である。
 この一時、闇に染まった純白の刀身は、快音と共に易々とゴーストを斬り払ってのけたのだから。
「大丈夫ですの?」
「なんとかー……」
 まずは雑魚を狙い、敵の頭数を着実に減らしていく。これも定石の一つ。
 無論、それを黙って看過するほど、敵も甘くはないようだが。
 敵陣最奥。
 この、廃墟と化した遊園地を支配する、強大なゴーストが。
 その忌まわしき姿を誇示せんと、胸を張り、居丈高に腕を振り上げる!
『ピガー!』
「……」
『……ガピ?』
 安っぽかった。
 浪漫あふれる、むしろ浪漫しかないような威容が。
 チュイーンと音を立てて目から光線を発射した。
 で、そのままの状態で首を振る。
 当然ビームもついてくる。
 阿鼻叫喚。
 わー!? とか叫びつつ回避したり防御失敗したりモロに食らって存外な容赦のなさにワナワナ震えたりしながら、何とか立ち直って武器を構え直す能力者達。
「く……いま回復します!」
 呻いて、渉は浄化の風を発動する。
 本来なら攻め手に加わるつもりだったが、そうも言っていられない。パラノイアペーパーの代償、アンチヒールを解除する目的もある。
 そうだ。
 全体回復は、何も敵だけの専売特許ではない。
 こちらにも、信頼の絆で結ばれた有能な癒し手がいるのである。
 夢が張り巡らすサイコフィールド。
 すずが奉じる赦しの舞。
 ともに背を預けるに足る、頼もしい後方支援。
「落ち着いていこう、サユリ」
 癒手の一人、『夢喰い』の夢が言う。
「大丈夫。みんな、あなたを信頼してるから」
「……。そ」
 目を瞑るサユリ。
 相も変わらずそっけない。
「私の役目は……一緒に依頼に行く人たちが、明日も普通に学校に行けるように、回復でバックアップすること」
 癒手の一人、『プリズムシャドウ』のすずが尋ねる。
「サユリさんは、自分自身をどんな役回りだと思う?」
「それは」
 右手をフードに伸ばし。
「見てれば、分かるんじゃない?」
 ほんの微か、右目が見える程度に、めくった。
「――サユリさん、それ」
 極小の、文字列。
 奇妙に整然とした文字の洪水が、彼女の眼を高速で流れている……!
「これが私の――科学人間の、2つ目の力」
 『高速演算プログラム』。
 使用者の行動、その全てを最適化。最小化。そして高速化するアビリティ。
「ただの自己強化よ」
 冗談めかして、小さく肩を揺らす。
「これでいいのよね? 私の記憶違いでなければ」
「あ……定石」
「そ」
 状況は加速する。
 それこそ、プログラムに頼るまでもなく。


「ふさ吉先生のハートフルメルヘン!」
 わー♪ と笑顔で拍手する皆さん。
 以下あらすじ。
 昔々ある所に、呪われた黒猫がおりました。
 黒猫は赤頭巾少女に出会い、旅に(中略)なんと、呪いが解けたのです!
 全8話(弾数)にわたる超大作である。
 ただし画力は棒人間。
「ふさ吉」
 呼ばれた林が振り返れば、サユリがぺらぺらと何かを捲っていた。
「結構おもしろい」
「あ……そ、そっか、ありがとな?」
「うん」
 ……。
 いやいや。
 ずるいですよー! などと抗議して、ひなたも原稿を押しつける。
「ふふふ……サユちゃんを主人公に少女漫画で仕立ててみました」
 とまあ大変なごやかな風景ではあるが、一応まだ戦闘中。
 戦闘開始直後から、ひたすらに連打連打のパラノイアペーパー。
 ボスにはとんと当たらなかったが、雑魚に対しては十二分。
「右側の宇宙服ぽいの2体巻き込んでGO!」
「もきゅーっ」
 元気よくパチパチ火花を発動するモラさん。
 サユリの電撃も空を走り、続けざま、桜花の雑霊弾が同じ標的を狙い撃つ。
「これで最後ですね」
 砲子の白虎絶命拳が炸裂した。
 最後の宇宙服が消滅する。
 じりじりと範囲攻撃で削り、その間に単体攻撃を一点集中。各個撃破を繰り返す。
 ……どうやら、競り勝ったのは能力者達の方であったらしい。
「サユリの攻撃も俺の攻撃も、威力は弱いが意味のある一手だからな」
 頑張ろうなと、林は笑顔で。
「……とりさん、頑張って」
 主の期待に応えんと突撃する。
 渾身の体当たりによろめく妖獣。
 だが回復はしない。そんなものはもう捨てた。
 代わりとばかりに広げる翼は、雄々しく、纏う炎を猛らせて。
『コオオオ、ケェェ!』
 特攻した。
 ――孤立する者を狙う妖獣の特性。
 換言すれば、孤立している者がいない場合、誰を狙うか分からないという事。
「砲子さん!」
「!?」
 避ける間もない。
 散々ボスの攻撃を受け続けた体力では、とてもじゃないが耐えきれない。
 即座に夢が前衛の穴を埋めるが、
『ガガガピー!』
 全身を打ちのめす衝撃に、すずが一瞬、息を詰まらせる。
「……!」
 見れば。
 ロケットの勢いで飛んできた巨大な腕に、体を鷲掴みにされていた。
 回復手は動けない。
 烈火の如く突進してくる妖獣たち。
 迎え撃つは雷と羽衣。
 大気を焦がし、轟然と迫りくる炎の魔鳥を、瞳を鋭く引き絞り――、
 銀の髪が踊る。
 鮮やかな回避運動。
 防具の特性を最大限に利用し、羽衣が紙一重で回避に成功。
 ついで、
「――っ! なんとか、止めましたわよ」
 雷も、苦痛に顔を顰めながらも、その刃で受け切った。
 後先考えない力の代償。へなへな倒れこむ妖獣を見て、桜花がサユリに声をかける。
「……鳥が瀕死だ、ね。……サユリ」
「残りの技、使ってもいいぞ」
 フォローするから、と。
 林の言葉に顔を上げる。
 力強く頷く能力者達。
 ――頑張れ。
「……言われなくても」
 前に出る。……予想していた事だ。最後の技は、きっと近接攻撃だろうと。
「これが」
 だが次の光景は、果たして想定の範疇か。
 彼女の拳を覆うように。
 螺旋を描いて展開する、あまりに緻密な文字列の渦。
 誰が知ろう。これこそがあらゆる『怪異』、一切の『非常識』に厳然たる停止を命じる、『詠唱停止プログラム』だと。
 全ての『常識外』を強制停止させる拳を、豪快に――!
「三つ目の、力……!」

 すかっ。

 豪快にからぶった。
 かすりもしなかった。
「……」
 はーーずーーしーーたーー!?
 現実は非情である。
 見せ場だからって成功するとは限らないのである。
 なんかサユリが両手で顔を覆って「うわーうわーうわー」とか全力落ち込みモード突入しているのだが、それはそれとして瀕死の妖獣はモラさんとひなたにサクッと仕留められていた。
 残りの鶏を血祭りに上げていく仲間を苦笑で見守り、渉は励ますようにサユリに言う。
「相手の隙を見極めて撃つ……」
 自分も先輩から教わった事を、伝えようと。
「たとえ破れかぶれに思えても、確実に当てていくんです!」
 ボクもまだまだ未熟ですけどね、なんて照れたように微笑んで。
 という心温まるエピソードを台無しにすべく、地縛霊ロボット風味が猛威を奮う。
『みゅおおお〜〜ん』
 すげえ頭悪そうな擬音とともに、怪音波がとりさんを襲う。
 が、いくら見た目アレでもボスはボス。
 瞬時に混乱したとりさんが、能力者に突撃を――かける直前。
「以合成神」
 消える。
 ゴースト合体。
 いまや使役ゴーストと一つになった桜花は、充溢する力に、喉を震わせた。
「央華、見参――!」
 持てる力の全てを以て、あのふざけたゴーストを打倒する!
 バチィ、という音。
 魔弾の着弾を視認して、林が『若狭』を握りしめる。
 反撃の熱光線。その威力は絶大だったが、すずとひなたが即座に癒す。
 もはや砲台と化した火蜂が呪詛呪言をぶち込むのと、夢が漆黒の駿馬を奔らせるのがほぼ同時。
 よろめいた敵の体を、猛烈な上昇気流が空中に固定する。
『ガピー!?』
「今です、サユリさん!」
 ゆらりと、右腕を構える。
 名もなき技に、新たな名を。
 我が事のように頭を捻り、皆が目を輝かせて提案してきた数多の名前。
 それを――満を持して宣言する!
「さゆりんパルスほ――!」
「「!?」」
 え。
 マジで?
 よりにもよってソレですか。
 いいんですか? いいんですかそれで!? 後悔しませんかサユリさーん!?
「……冗談よ」
「ですよね」
 口にしてから恥ずかしくなったのか。覗く頬が仄かに赤い。言わなきゃいいのに。
 ……未曽有の危機は脱した。
 コホンと小さく咳払いして、サユリはちらりと、視線を火蜂に。
 え? と目を丸くしたのも束の間。その意味を即座に悟り、
 ともに呼ぶ、その技の名は。

「「ライトニング、ヴァイパー!」」

 雷の蛇が突き進む。
 着弾。
 食い破り、
 貫いた。
『ピ――ガ、ガガガ……!?』
 ぐらり。
 仰向けにぶっ倒れ、最後の地縛霊が消滅した。
 ……。
 さすがに爆発はしなかったね!


 小さく詰んだ瓦礫を前に、静かに合掌。
「……想いが、天に還りますよう、に」
 しばしの沈黙の後、顔を見合わせ、帰途につく能力者達。
 安堵に頬を綻ばせて、お疲れ様と笑い合う。
「閉園する前に来たかった」
 なんて呟きながら、難しい顔で古いブリキの玩具と睨めっこ。
「日本の遊園地もいいよー」
 その時はまたお弁当、どう?
 指を立てた提案に、
「考えとく」
 やはり、そっけない返事だった。
 ――第二段階、完了。

 新たなアビリティが判明しました! NEW!
 新たなアビリティが判明しました! NEW!
 アビリティの名称が一つ決定しました! NEW!
 


マスター:リヒト 紹介ページ
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知 的 ハートフル ロマンティック せつない えっち
いまいち
参加者:10人
作成日:2009/11/20
得票数:楽しい7  笑える5  カッコいい1 
冒険結果:成功!
重傷者:三郷・砲子(空洞貫通・b62366) 
死亡者:なし
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