スクエニ「世界同時発売のためなら、日本での発売延期も辞さない」
掲載日時:2009.11.20 17:00
日本にとっては微妙な発言...。
欧米において、スクウェア・エニックスは以下の2つのことで有名だそうです。
1:『ファイナル・ファンタジー』シリーズ。
2:欧米でのリリースがとっても遅いこと。
前者はこれからも変わりそうにありませんが、後者はもうそろそろ変わるようです。
Ars Technicaとのインタビューで「インペリアル・ホット※」の異名を持つスクウェア・エニックス代表取締役社長、和田洋一氏によれば、今後のスクウェアの作品は欧米でもタイムリーに発売されるといっています。
※Imperial Hot=「ホットな皇帝」:そんな異名は多分持っていないが、トップ画像の写真下部、文字が途中で切れてそう読める。おそらく写っているのは「Imperial Hotel」(帝国ホテル)の演壇。
以前米Kotakuにはこんなリストが掲載されていました。日米のゲーム会社の日・米・欧での発売日の差をリストアップしたものです。
リストの中で一番発売日の差があるのは『ファイナルファンタジーXII』で344日。(次いでニンテンドーの『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』の302日、カプコンの『大神』の295日。海外作品では2K Gamesの『BIOSHOCK』が184日が最も差が大きい。)さすがに1年間近く待つのは厳しいですよね。
和田洋一さん:過去3年間、我々は日本でのリリースと、北米、ヨーロッパでのリリース日までのギャップを短くしようと努力してきました。(『ファイナルファンタジー XIII』の)全世界同時リリースを目指してきましたが、それはこの度はかないませんでした。しかし、このリリース日ギャップを3ヶ月まで縮めることはできました。我々にとって、これはとても大きな前進です。
和田さんは、今後の作品は全バージョンの準備ができるまで「日本でのリリースを控える」とも話しています。
米Kotaku読者の方々がローカライズ版『ファイナルファンタジー XIII』に求めるものの記事もありましたが、日本語音声で英語字幕だったら「3ヶ月くらい待てる」という意見や、北米版『ファイナルファンタジー XIII』のテーマソング『My Hands』を歌っている「レオナ・ルイスはいらない」といったコメントも数件。他にはこんなコメントが...。
Rebochan:数ヶ月ね、今の若者は甘やかされてるよ。ボクらが若い頃なんか、何年も待たなきゃならなかったからな。
Mr.Gawn:ゲーマーが好きなゲームのオリジナル版の言語を学べばこんな難しいことにならないと思うよ。
実際僕は日本語を勉強してるんだ。
世界同時発売のために日本での発売の延期も辞さないという考えを喜ぶコメントは多くないようで、「守れない約束ならしない方が...」といった今後の「世界同時発売」を懐疑的に見る読者の方が多いようです。
日本のファンの皆様はどう思われているのでしょうか?
A flat world: Ars interviews Square-Enix CEO Yoichi Wada [Ars Technica]
Luke Plunkett(原文/abcxyz)
掲載日時:2009.11.20 17:00
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