ドラ５・松下　後輩・中田翔斬りに燃える…西武

西武と仮契約した松下（中）は竹下スカウト（左）、鈴木編成部長に活躍を誓った

　西武のドラフト５位・松下建太投手（２２）＝早大＝が１９日、川越市の川越プリンスホテルで入団交渉を行い、契約金３５００万円、年俸１０００万円で仮契約した。７９年にチーム名が西武に変わって以来、早大硬式野球部からの直接入団は初。小中でバッテリーを組んだ日本ハム・中田翔内野手（２０）斬りに闘志を燃やした。

　早くもプロの先輩退治宣言だ。広島の鯉城シニアなど、小中時代は２歳年下の中田が捕手だった。ドラフト直後に電話で連絡を取り合い、「対戦しましょうね」と宣戦布告された。「２軍でもホームランを打っているし、対戦する以上は打たれたくない。いや、打たせないです」と厳しい表情だった。

　秘策も考えている。持ち球にシンカーがあるが、シンカーといえば潮崎投手コーチが現役時代に武器にした得意球。「何度かテレビで見てまねしたけどできなかった。直接教えてもらいたい」。そのためにはキャンプ１軍スタートが条件。「スピードが出ない分、切れで勝負します」。手始めに中田を血祭りに上げ、１軍投手陣に割り込む。