１１月２９日にＷＢＣ世界フライ級王者・内藤大助（宮田）に挑戦する同級３位の亀田興毅が１８日、東京・葛飾区の亀田ジムで公開練習を行った。

　この日は、内藤が所属する宮田ジムの宮田博行会長をはじめとするジムスタッフが亀田ジムに視察に訪れ、興毅はミット打ちを３ラウンドこなした。


　
　ここまでの調整は順調に進んでいるという興毅は「いつも通り。どの試合もそう。デビューしてからやってることは同じやから。イメージはもう固まってる。早く試合がしたい」と高鳴る気持ちを抑えられない様子だった。またこの日までに１００ラウンド近いスパーリングを消化し、１３日には１２ラウンドのスパーリングを敢行。「ここまで来たら余計なことは考えずに試合で結果を出すだけ。むこうが出てきてくれれば打ち合いになる。自信はあるよ」と力強くベルト奪取を宣言した。


　
　１７日に２３歳の誕生日を迎えた興毅に、この日、宮田会長がバースデーケーキをプレゼント。サプライズプレゼントに興毅は「気を遣ってもらって申し訳ない。宮田会長は色々と考えているすごいプロモーターやな。俺も何かやらなアカンのに今日は何もやることがない。申し訳ないわ」と恐縮しきりだった。


　
　一方、練習を視察した宮田会長は「興毅君は仕上がってますね。ボクサーとしても、タレントとしてもやっぱりすごい。本物ですね。今日、練習を見てなんで人気があるのか分かりました。僕もファンになってしまいそうでしたから」と絶賛していた。