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女子中学生を強姦、68歳男に懲役6年 鹿児島地裁判決

2009年11月20日3時8分

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 女子中学生(12)に対する強姦(ごうかん)の罪に問われた鹿児島県の無職男(68)の判決公判が19日、鹿児島地裁であった。平島正道裁判長は「非常に卑劣で悪質な犯行。酌量の余地など全くない」と述べ、求刑通り懲役6年を言い渡した。

 判決などによると、男は5月30日午後7時ごろ、自宅で女子中学生が13歳未満であることを知りながら性交した。女子中学生は妊娠、中絶し、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の兆候が出たり、解離性障害の診断を受けたりした。

 男は「合意の上だった」と述べたが、平島裁判長は「被告人との年齢差、被害児童の深刻な状況から到底信用できない」と退け、「配慮を欠いた供述や主張自体、被害児童の心をさらに深く傷つける」と指摘した。強姦罪は被害者が13歳未満の場合は、被害者の承諾があっても成立する。

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