2009年 11月 19日 新型ワクチン接種　１歳から小３前倒し △▼ 新型インフルエンザのワクチン接種について岡山県は、健康な１歳から小学３年生までの接種を前倒しして１９日から実施すると発表しました。これは新型インフルエンザに感染した子供が重症化するケースが増えていることや国からの要請を受けて実施するものです。対象となるのは健康な１歳から小学３年生で、従来のスケジュールより約２週間から１ヵ月、前倒しされます。すでに接種が始まっている持病がある人や妊婦の急なキャンセルなどワクチンが余った場合に限り、子供にも接種できるとしています。岡山県では、貴重なワクチンを無駄にしないことと少しでも早く子供への接種を開始したい考えから実施に踏み切ったと話しています。一方、香川県は予定の来月上旬より前倒しできるよう検討中だということです。 岡山県が住宅供給公社の債権　５４億円放棄 ▲▼ 岡山県は、今年度末で解散する県の外郭団体、岡山県住宅供給公社に貸し付けた５４億円の債権を放棄する考えを明らかにしました。石井知事が１９日の定例会見で明らかにしました。岡山県住宅供給公社は県から借り入れた７５億円のうち５４億円が返済できないと今月はじめ、県に申し出ました。公社を設立した県ではこの申し出を受け入れて５４億円の債権を放棄し、残った債権は、公社の所有する土地を譲り受け、清算します。公社は、県からの借入金で宅地の造成・分譲を行う県の外郭団体で、土地を売った利益で借入金を返すことになっています。しかしバブル崩壊後の地価の下落などで保有する２つの団地で約４割の土地が売れ残っています。 桃スタ　ｋａｎｋｏスタジアムに ▲▼ 岡山市の桃太郎スタジアムの愛称が来年３月から「ｋａｎｋｏスタジアム」になることが決まりました。岡山県は歳入確保のため今年９月２８日から今月１０日まで桃太郎スタジアムの命名権の売却先を募集していました。応募があったのは岡山市の大手学生服メーカー、「尾崎商事」の１件で、審査の結果、売却が決まりました。愛称は尾崎商事のブランド名、「ｋａｎｋｏ」を使って「ｋａｎｋｏスタジアム」になります。契約金は年間１０００万円で、来年３月１日から５年間の契約です。尾崎商事は、桃太郎スタジアムが学生のスポーツイベントで使われることが多いことも、応募したきっかけの一つと話しています。尾崎商事は、桃太郎スタジアムをホームとするサッカーＪ２、ファジアーノ岡山のスポンサーにもなっています。 受験シーズン到来！大学で推薦入試始まる ▲▼ 受験シーズン到来です。岡山市のノートルダム清心女子大学で１９日、公募制の推薦入試が行われました。公募制の推薦入試は高校の校長の推薦が無くても受けられるもので、ノートルダム清心女子大学では文学部と人間生活学部の２学部６学科で小論文などの試験が行われました。今年は９８人の募集定員に対し、３４０人が受験し、平均競争倍率は３．５倍となっています。不景気の影響などから資格がとれる学科の人気が高く、保育士や小学校教諭などの免許がとれる児童学科の倍率は５．８倍と去年の４．８倍より高くなっています。また新型インフルエンザの疑いがある受験生は別室での試験や追試が受けられるようになっています。合否の結果は今月２５日に本人に郵送されます。 香川県の公立高校定員　１１年ぶりに増加 ▲▽ 香川県教育委員会は１９日、県内３２の公立高校の来年度の募集定員を発表しました。１１年ぶりに増加となっています。県教委によりますと来年度の公立高校全日制３２校の定員は、今年度より約５００人多い６８６１人で、１１年ぶりに増加となりました。これは来年３月に中学校を卒業する生徒の数が、増えるのを受けたものです。高松高校普通科では４０人増えて３２０人、坂出商業商業科は６５人増えて１７０人など２２校で定員が増えました。県教委では、平均競争倍率は、今年度と同じ１・２６倍程度と予想しています。一般入試は、来年３月９日に行われます。