千葉県市川市のマンションで2007年3月、英国籍の英会話講師リンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された市橋達也容疑者(30)の弁護団が19日、千葉県庁で記者会見し、同容疑者が「取り調べ中、検事から『死刑もあり得る』と言われた」などと接見で話したことを明らかにした。
弁護団は「虚偽の言葉を使った違法で不当な取り調べだ」として同日、県警と千葉地検に改善を申し入れた。
市橋容疑者は弁護団が差し入れた「被疑者ノート」に取り調べの内容を記録しており、接見した弁護士にノートを見ながら説明した。
また市橋容疑者は16日に栄養剤の投与を受けた後、具合が悪くなり、19日には栄養剤の投与を拒否したことも弁護士に話したという。