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チーム青森、屈辱のギブアップでV逃す

 中国(手前)の攻撃を見つめるチーム青森の本橋(奥右)と近江谷=スカップ軽井沢
 中国(手前)の攻撃を見つめるチーム青森の本橋(奥右)と近江谷=スカップ軽井沢

 「カーリング、パシフィック選手権最終日」(19日、長野・スカップ軽井沢)

 男女の決勝が行われ、バンクーバー五輪日本女子代表のチーム青森は、世界選手権覇者の中国と対戦。序盤の大量失点から主導権を奪われ、第8エンド、スキップ(主将)目黒萌絵(24)=みちのく銀行=のチャレンジしたショットが失敗に終わり、3-10となった時点でギブアップ。五輪前哨戦と位置づけて臨んだが、2005年以来の優勝はならなかった。今季の中国戦はこれで3勝3敗。今後は1月上旬のワールドツアーで欧州を転戦し、バンクーバー五輪に備える。

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 ばん回不能の7点差をつけられて、屈辱のギブアップ負け。スキップの目黒は「相手の攻めに自分たちが対応しきれなかった。五輪でも当たる。どうしたらいいかしっかり反省して、もう少しクリアにしないと」とショックの色を浮かべた。

 世界女王を相手に第3エンドまで1-5。序盤の大量失点が歯車を狂わせ、ショットが乱れた。サードの近江谷(青森市役所)は「私たちもピンチのときに決めきれないと」と課題を挙げた。阿部コーチは「ビッグゲームにおける勝負強さが中国との差」と分析。「格下に負けたわけじゃない。ここで勝って調子に乗ってしまうよりはいい」と前向きにとらえた。

 五輪まであと3カ月を切った。1月の欧州遠征を経て、最終調整に入る。本橋(NTTLS)は「表彰台を目指している。1試合1試合大事にしたい」と気を引き締めた。

(2009年11月20日)
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