５連勝の朝青龍…自分のことより悩める弟分が心配

＜大相撲九州場所５日目＞朝青龍は、はたき込みで苦手の稀勢の里を料理 Photo By スポニチ

　【大相撲九州場所５日目】朝青龍は過去４敗を喫している難敵・稀勢の里を下し、５連勝とした。

　頭で当たって相手の上体を起こすと、タイミング良くはたき込み。「立ち合いで当たり負けしないように。（稀勢の里は）元気だから。落ち着いていけた」と満足顔だった。自身のことより、既に３敗の弟分・日馬富士が心配な様子で「元気ないね。体がないんだから、見ながら相撲を取ったら駄目だ。足が痛いんじゃないかな」と話した。

　≪“三敗苦杯”の日馬富士≫全勝を守る両横綱とは対照的に、大関陣は琴欧洲以外の４人が敗れるふがいなさ。栃煌山に押し出され、魁皇、千代大海とともに３敗目を喫した日馬富士は「自分の相撲が取れてない。動きはどうか？難しい質問だな。良かったら負けてない」と厳しい表情だった。前日の鶴竜戦でのダメ押しについても師匠の伊勢ケ浜親方（元横綱・旭富士）から注意され、親方は「“すぐ引き揚げる方がカッコいい”と言った。それは本人も分かってる」と話した。 【九州場所結果 　九州場所特集 　大相撲優勝額】

[ 2009年11月20日 ]