アラ〜ン、またやっちゃった!マゲをつかんで反則負け
はい!阿覧の見事な反則です
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ロシア出身の東前頭8枚目、阿覧が2場所連続の反則負けを喫した――。18日、福岡国際センターで行われた大相撲九州場所5日目で、阿覧は玉乃島をはたき込んで一度は勝ち名乗りを受けたが、相手のマゲをつかんだとされて反則負け。秋場所9日目にも高見盛のマゲをつかんでおり、2場所連続の反則負けは十両以上では初の珍事となった。白鵬は時天空を破って5連勝を飾り、3年連続の年間最多勝が確定。朝青龍と平幕・嘉風も全勝を守った。
【九州場所結果】
1勝3敗の阿覧と全敗の玉乃島という不振の両者の一番で珍事が起きた。激しい突っ張り合いからレスリングのように頭をつけ合う体勢となり、阿覧が強引に右手ではたいて玉乃島が前のめりに落ちた。しかし、審判団から物言いがつき、協議の結果、はたいた阿覧の右手が玉乃島のマゲをつかんでいたとされ、軍配差し違えで阿覧の反則負けとなった。
日本相撲協会の審判規則では「故意に相手の頭髪をつかむ」行為は反則と定められ、4日目にも豊ノ島が栃ノ心のマゲをつかんだとして反則負けとなっている。阿覧は秋場所9日目の高見盛戦でも執ように張り手を食らわせた上に、マゲをつかんではたき落とし反則負け。相撲協会広報部によると、2場所連続の反則負けは十両以上では史上初の珍事となった。
阿覧は物言いがついた瞬間に負けを覚悟したという。残念そうに引き揚げてくると「(マゲは)つかんではいない。ちょっとだけつかんだ、最後はかかってしまったが…」と故意ではなく、マゲへの指の入り方も浅かったと主張。「先場所はつかんでいたが、今場所はちょっと(状況が)違う」と不満そうに話した。
もっとも、レスリング出身の阿覧は入門当時から、相手のタックルを切るように両手ではたく癖が抜けきれていない。不名誉な2場所連続反則負けは、起きるべくして起きたと言えそうだ。
▼玉乃島 何でこんなに前に落ちたのか腑(ふ)に落ちなかった。(落ちてから)まげに違和感があって、物言いがつかないかなと思った。こういう勝ち方は複雑です。(阿覧に反則勝ち)
◆反則 日本相撲協会の寄付行為中の「審判規則」で定められている「禁じ手反則」には(1)握り拳で殴る(2)頭髪を故意につかむ(3)目またはみぞおちなどの急所を突く(4)両耳を同時に両手のひらで張る(5)前立ミツをつかみ、横から指を入れて引く(6)のどをつかむ(7)胸、腹を蹴る(8)相手の指を1本か2本つかんで逆に折り曲げる、がある。
【九州場所特集
大相撲優勝額】
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