裁判員が10代女性強姦した被告に「むかつく」
自転車の10代女性を押し倒し、首を絞めて乱暴したとして強姦(かん)致傷罪に問われた運転手結城一彦被告(39)=宮城県大崎市=の裁判員裁判第2回公判が19日、仙台地裁で開かれ、男性裁判員が被告に対し「むかつく」と発言する一幕があった。結城被告が女性の首を絞めたかどうかを弁護側が争っていることについて、男性裁判員は被告人質問で「両手か、片手でやったか関係ない。むかつくんですよ」と強い口調で述べると、川本清巌裁判長が「そのへんで」と制止した。
男性裁判員はそれまで、被告に繰り返し質問。被告の供述に対し「反省しますとか、当たり前の答えしか返ってこない」と厳しく尋ねていた。
検察側は懲役10年を求刑。弁護側は最終弁論で男性裁判員の発言を受けて「被告を非難、処罰するとともに、被告の意見を聞いて最低限の人権を擁護するのが、あるべき刑事裁判の形」と強調。「反省している」などと情状酌量を求めて結審した。判決は20日の予定。
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