覚せい剤取締法違反の罪に問われ懲役1年6月・執行猶予3年の判決を言い渡された元女優・酒井法子被告(38)が18日午後、既に入学手続きを済ませていた群馬県高崎市の創造学園大キャンパスに初登校した。髪をセットし、ピンクの口紅にフリルのブラウスとメークもファッションもちょっぴり女子大生気分!?前所属事務所サンミュージックの相澤正久副社長(60)と姿を見せ、取材陣にも笑顔を見せた。
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更生へのやる気の表れか。判決公判から9日目。酒井被告は今後4年間の学舎となる群馬県高崎市内のキャンパスに早くも姿を見せた。
車で初登校した酒井被告は学校前で待ち構えていた報道陣から声を掛けられたが無言。関係者に固くガードされながら大学構内へ入っていった。
紺色のコートの下は、同系色のブラウス。全体にダークな色合いで“反省”を表現したが、フリルのたっぷりついたブラウス、ピンクの口紅、淡いパープルのアイシャドー、ふんわりウエーブ風にセットしたヘアスタイルに、覚せい剤事件にひとまず“決着”をつけ、新たなスタートを切る喜びがあふれていた。
報道陣が構えたカメラには口角を上げて“のりピー”スマイル。校舎を出る際にも笑顔がこぼれた。
初登校となった18日は、同市内にある同校の3つのキャンパスをすべて見学。自身が入学する介護や福祉を学ぶソーシャルワーク学部ソーシャルワーク学科がある八千代キャンパスだけでなく、音楽療法士の資格取得可能な創造芸術学部のある中山キャンパスなども見て回った。
同伴した相澤副社長によると、酒井被告は自然に囲まれた静かな環境に「緑の中できれいですね」と学校の印象を語り、関係者の説明を熱心に聞き入っていたという。相澤副社長は「今日は本人にとってもいい機会になったのではないか」と安ど感を漂わせた。
酒井被告が入学するのは通信教育課程で、本格的に授業を受け始めるのは来年1月1日以降の予定。パソコンや携帯電話を利用して在宅で受講するシステムで、年間10日ほど登校することになるという。