2009年11月19日

さらば維新政党・新風!

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☆ご報告!

−維新政党・新風 平成21年党大会−

「民族の触覚」としての前衛意識を忘却した元同志たちに贈る言葉…

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 さる平成21年11月14日、東京・四谷の主婦会館プラザエフにて維新政党・新風の党大会が開催された。

 昨春、故松村久義代表の逝去で空席となっていた同党代表は、魚谷哲央・党常任幹事会議長が就任することが全会一致で承認された。

 第一部の全国代議員総会では本部役員より収支や活動状況・方針について様々な報告が為され、地方本部から新風本部として公式表明した党声明の白紙撤回を求める発議が行なわれたのである。

 発議者は党茨城県本部で事務局長と青年部長を兼務する八木康洋氏。

 当ブログでも度々言及してきたが、白紙撤回が発議された党声明は以下のものである。

民族差別を許さない

 一部において、わが党が民族差別を助長する言説を弄してゐるがごとき悪宣伝がなされてゐるが、わが党は道義国家と平等社会の実現をめざして結党されたのであり、民族差別などはもつとも憎むべき卑劣な行ひであると断ずるものである。

 維新政党・新風は強い日本をめざしてゐる。強く正しい国民国家こそが、他国や他民族を思ひやり、相互互恵の国際社会をもたらすと信じるからであり、故に卑小なる民族差別主義者とは一線を画すことを改めて宣言するものである。

平成21年4月13日

維新政党・新風
http://sokuho.sblo.jp/article/28433079.html

 …相変わらず読みづらい旧字体である。

 この旧字体を直すべきという声はかなり以前より聞かれ、現代表記に直すべきという議論もあったように思うが、これはおそらく今後も変わらないのだろう。

 どうも今日の新風は柔軟になるべきところで頑なに原理主義を堅持し、揺るぎなく毅然とした姿勢を示すべきところで柔軟になり過ぎるきらいがあるように思う。

 上記声明の白紙撤回を求める発議理由として、八木氏は「民族差別の定義が曖昧であり、これでは党員の理解が得られない。そればかりか、インターネット利用者の支持を減少させており、来年おこなわれる参議院選挙の戦いにおいて不利益を生じさせている」としたものだ。

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写真:発議内容を読み上げる八木氏(奥)

 この時のやり取りについては同じく新風党員であり、「行動する保守」運動の一翼を担う日本の自存自衛を取り戻す会代表の金子吉晴氏もご自身のブログにて触れているのでご紹介しておきたい。

活動報告_11月14日維新政党新風党大会その1
http://ccp58800.blog25.fc2.com/blog-entry-129.html#more

 結論として党声明の「白紙撤回」発議はどの表現が望ましいのか考えるのも煩わしいが、「否決」「棄却」「却下」された。

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維新者なら日本人への「逆差別」に鋭敏であれ!

 金子氏のブログに記されている通り、党の全体的意思は「組織の体面を重んずるため、撤回はせず」との判断を下したのである。
 一度出した公式表明を如何なる理由があるにせよ撤回することは望ましくないとの穏便策を代議員はじめ多くの党員が選択したのだろう。

 私はこの発議に際して、発議者の八木氏に同調した党石川県本部代表に続き、東京都本部役員の一人として「様々な活動に携わる中で、非常に多くのあらぬ誹謗中傷が新風に対して寄せられていることを痛感する。不法滞在の外国人が日本に住む権利を有さないのは当然であり、外国人参政権問題にしても外国人が参政権を有していないのは当然。移民受け入れ計画にせよ懸念すべき点が多過ぎるがゆえに拙速な受け入れ計画に反対を表明して活動を展開している。それを差別だの何だのと批難することこそ、まさしく戦後体制そのものに他ならず、敢えて自ら『民族差別を許さない』とする党声明を出すのは不穏当ではないか」とする旨を主張させて頂いた。

 ごく在り来たりの一般論を発言させて頂いたものだが、これは「民族の触覚」であることを自負する維新者なら党声明による弊害を鋭敏に感じ取らなければならないはずだ。
 
 先に述べた不法滞在の問題にせよ参政権の問題にせよ、むしろ日本人の側が「差別」されていることに、誰よりも先に国家・民族の危機に立ち向かわんとする者なら気付かなければならない。

 現在の民主党政権下では不法に入国し不法に滞在を続けた外国人犯罪者に対しても、然したる正当性なく容易に特例的な在留許可が付与されている。日本に日本人として生まれ育った私たちと、それら犯罪者が同等であると言わんばかりの亡国の方針が他ならぬ法を司る法務大臣によって推進されている。

 参政権問題でも日本国籍を有する私たち国民と、それを有さない外国人を同等に扱うような法案が来年上程が確実視される状況下にある。

 これらは紛れもなく日本国民の権利を著しく侵害する行ないで、日本人に対する「逆差別」ではないのか!?

 そのような危機的状況で、果たして自ら他の民族・外国人を差別することを許さない−などと悠長な党声明を出したままにしておくことが曲がりなりにも「維新」を標榜する政治勢力として果たして望ましいのか!?

 むしろ維新の御旗を掲げる新勢力として出さなければならないのは、「日本人に対する民族差別を許さない」とする声明ではないだろうか!?

 そのようにして国民世論に危機的状況を伝えることが出来ずして一体何が維新なのか!?

 他の民族・外国人差別を許さない−とする奇麗事を並べ立てて悦に浸っていられる状況は私には、どうかしているとしか思えない。

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では人権擁護法案が国会提出されても異論は唱えまい!?

 新風の党声明に関する問題は、それを傍から見ている一般層にとっては何が何だかサッパリ意味が分からないだろう。

 その通り、「民族差別を許さない」とする姿勢は至極当然のものであり、それ自体が否定されるべきではない。

 その理念は御立派だとしても、前述のように日本人こそが不当な民族差別を受けている現状を正しく把握せずして、不法滞在外国人の追放や外国人参政権への反対など諸問題に取り組むに当たって支障がないとは言えまい。

 まして単なる反対運動にとどまらず、維新を成就させるとの観点から取り組むのであればマスコミが決して報じない日本国民が置かれた現況を正しく伝え、言わば時代を先取りした「未来の尖兵」とも言うべき役割に奔走する使命を有する。

 その理念のみで是非を問うとしたら保守・右派層が挙って反対した、かの「人権擁護法案」にも新風は異論を唱えるな−という結論に至らざるを得ないだろう。

 人権擁護法案でもその理念・趣旨を見る限りでは何とも美しい表現ばかりが並んでいる。
 これが日本人が日本文化を尊重し継承していくことを促進し、何を差し置いても日本国民としての権利の一切を擁護するものであると解釈すれば法案の理念・趣旨そのものに異論はあるまい。

 しかし、実際には同法が特定の外国人(在日朝鮮人)勢力や部落解放同盟など特定組織の利益のみを拡大させるよう悪用される懸念が非常に強く、日本国民の権利が著しく侵害される恐れが高いという社会情勢を見極め、人権の定義が曖昧だとする観点から保守・右派による反対運動が展開されたはずである。

 かように自身らを取り巻く社会情勢に対する鋭敏さを欠落させたどころか、鈍化する一方の政治勢力に対して、これまで死票を覚悟で一票を投じた維新と戦後体制打破の理念に理解を示す、現在の日本社会では極めてコアな新風支持層は一体如何なる魅力を見い出すと言うのだろうか。

 例えば日本を慰安婦強制連行などの犯罪行為を行なった侵略国家であったと自ら断罪する「河野談話」「村山談話」の白紙撤回は日本の保守・右派層が目指す共通の目標であることに異論はないだろう。
 だが、もはや両談話を慣例的に継承し続けた民主党現政権をはじめ自民党その他の党まで含めた戦後の議会制民主主義には母国が犯罪・侵略国家であるとの烙印を打ち消す「自浄作用」は期待出来まい。

 然るに新風のような政治勢力がそれら議会制民主主義なる戦後体制を一掃するとの存在意義を曲がりなりにも示してきたのである。
 その新風が「いったん出してしまった…」との理由から、あたかも戦後体制に迎合するかのような党声明を甘受し、腐敗と堕落の議会制民主主義の一角にならんことを欲するあまり「戦後体制そのもの」に成り下がる恐れがあると言えよう。

 来たる来夏の参院選では平沼新党の台頭が予想され、かのカリスマ閣下と神格化までされている元空幕長・田母神俊雄の出馬も取り沙汰されている。北朝鮮への先制攻撃と消費税ゼロ構想を掲げる幸福実現党もいて、維新政党・新風にとってはますます厳しい選挙結果が予想される。

 さらに選挙情勢が厳しくなる中、自ら独自色をかき消すような行ないに及んで一体、選挙民に何を問うと言うのだろうか?

 俺ももう(さじ)投げたな…

☆お知らせ

 瀬戸弘幸(BLOG日本よ何処へ主宰)の本部副代表辞任から半年、私・有門大輔は平成21年末の任期満了をもちまして維新政党・新風東京都本部広報委員長の任を退くことが決定いたしましたので、ここにお知らせします。

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samuraiari at 18:12│Comments(6)TrackBack(0)この記事をクリップ!

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この記事へのコメント

1. Posted by ありゃりゃ   2009年11月19日 18:47
要は新風を追い出されて悔しいんですね^^;
自分のいた組織の悪口をいうタイプの人は転職面接で100%落ちるタイプです
しかし、もう本当にただの人ですねw
2. Posted by 反電通   2009年11月19日 18:50
同じ勢力ならば、こうしてお互いを批判するのもよしでしょう。極右でなく、保守本流政党ならおっしゃるとおり、平沼氏の勢力が規模、知名度において、その中心となっていくでしょう。新風は極右を貫いて、国民戦線やイギリス国民党、新しき力などの欧州極右政党の路線で一議席を有して、「ファシスト政党、一議席獲得」なのどメディアに書かせて騒がせるほうがいいのではないでしょうか。
3. Posted by むつお   2009年11月19日 18:59
なんか新風はマニアックです。旧かな使いの綱領や政策。うちの親戚のおばちゃんも大学生も見せたら大爆笑、新しいギャグか?って。普通の人は読めないです。憲法や、教育方針なんかいいと思うんですが、このままだと参院当選は難しいですね。今度の選挙はすごく大切です。自分の一票が死に票になるのは嫌ですから、とてもじゃないが投票できません。
4. Posted by 管理人 侍蟻   2009年11月19日 19:00
2 追い出されたのならまだいい。
本当に怖いのは知らず知らずのうちに長いものに巻かれるように流されることでしょうよ。

元から、ただの人間ですよ。

>自分のいた組織の悪口をいうタイプの人は転職面接で100%落ちるタイプ

ああ、それで貴方は無職ニートなわけですね(笑)。
5. Posted by 天野ベラ   2009年11月19日 19:28
>瀬戸弘幸(BLOG『日本よ何処へ』主宰)の
>本部副代表辞任から半年、私・有門大輔は
>平成21年末の任期満了をもちまして
>維新政党・新風東京都本部広報委員長の任を
>退くことが決定いたしましたので、
>ここにお知らせします。
任期満了まで大変お疲れ様でした!
生真面目な有門さんですから、誠実にご活動されたからこそ、最後に、正当な批判と論評をしていらっしゃるのだと思います。組織の指示通りに、唯々諾々と無批判で動く人間こそ、烏合の衆のひとりであり、人間性ならびに知性を疑いたくなります。
なお、顔を出さずに好き勝手を書くことのできるネットには誹謗中傷がつきものです。侮辱的なコメントに反応されるのは、お疲れにならない程度になさってくださいね!
6. Posted by shinok30   2009年11月19日 19:34
>…相変わらず読みづらい旧字体である。
  
新風の党声明は,
「惡宣傳」「わが黨」「國家」「社會」等ではなく,
「悪宣伝」「わが党」「国家」「社会」等と表記していますから,
「旧字体(舊字體)」は使っていないようにみえます
 
使っているのは,
いわゆる「旧仮名遣い(旧仮名遣ひ)」(歴史的仮名遣)の方じゃないですか?
 
>旧字体
>当用漢字で採用された新しい字体、すなわち新字体に対してそれ以前に慣用
>されていた字体を指す。おおまかには康熙字典体と一致するが、そもそも当用
>漢字の制定以前は教科書でも複数の字体が併用されているなど字体について厳密
>な統一がなされていなかった。ゆえに個々の文字について、旧字体と見なされる
>字体は必ずしも一定ではない。
http://ja.wikipedia.org/wiki/字体#.E6.97.A7.E5.AD.97.E4.BD.93
 
>歴史的假名遣(仮名遣、れきしてきかなづかひ/かなづかい)とは、仮名遣の
>一種である。復古仮名遣とも呼ばれ、また現代仮名遣いと対比し旧仮名遣もし
>くは正仮名遣とも呼ばれる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/歴史的仮名遣
>“旧仮名遣い”と呼ばないで
http://kan-chan.stbbs.net/word/

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