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市川市長選について、その4

11月16日(月)
 昨日は6区総支部の幹事会を開いた後、市民フォーラムを開催しました。幹事会では市川市長選について6区として最終的にどんな態度で臨むかについて協議しました。
 既にお知らせしているように、民主党千葉県連としては、今回の市長選挙について自主投票を決定しています。しかし、5区では単独民主党推薦と称して既に選挙活動を開始しているようです。
 そこで6区として、どう対応するべきかを話し合いました。5区が勝手にやっているのだから、6区も独自に応援体制を作ったらどうか、という意見も出されましたが、これでは自主投票ではなく分裂選挙になってしまいます。そこで、結論としては6区はあくまで県連の自主投票という決定に従い、後は独自に自分の判断で応援をするということになりました。
 市川市民の皆様には誠に分かりづらい対応になってしまいましたが、これ以外の対処方法は考えつきませんでした。こんなことになってしまい残念ですし、ご迷惑をお掛けしたことを再度お詫び申し上げます。
 市民の皆様には選挙公報や候補者の演説などをしっかりと吟味して頂き、最良の候補を選んで頂ければと思っています。
 ところで、昨日の市民フォーラムは初めて森のホールの大会議室を借りて行いました。6区の事務所では手狭になったためです。昨日もたくさんの方に来ていただき、熱心な議論を繰り広げました。高速道路の無料化や八ツ場ダム工事中止について見直すべきだという意見や、沖縄の普天間基地について、閣内で意見が割れていることについての苦言が出されました。
 前者についてはマニフェストを変えたら次の選挙のときに有権者は何を基準に判断をしたらいいか分からなくなってしまう。しかし、異論があることは確かだから、来年から一部地域で無料化を行い、その結果を受けて見直すというのが一番いいのではないかと答えました。また、普天間移転については、基地の移動ということに絞るのではなく、在日米軍を今後どうするのか、来年50年目を迎える日米安保をこれから先どうするのか、という大きな議論の中で考えていかなくてはならないと、私は主張しました。
 いずれにせよ、日曜日の午後に、たくさんの方が政治に関心をもってわざわざ来てくれるというのはありがたいことです。

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市長候補について、その3

11月11日(水)
 昨日、千葉県国会議員団会議が開かれ、市川市長選挙についての協議をしました。新聞報道でご存知の方もいるかも知れませんが、結論は民主党としては市川市長選挙について自主投票ということになりました。
 候補者を一本に絞るという当初の目的が崩れてしまっており、既に5人の方が手を上げてしまったという事実があります。そのうち3人は民主党に近い人物でした。ここで無理をして、一人の候補者に推薦を出せば、かえって混乱を招いてしまうというのが、その理由でした。
 もともと今回の市長選挙について私は、広く候補者を公募し、公開討論会を積み重ねる中で、自然と候補者が絞られていくというのを目的としていました。一回目の公開討論会が成功裏に終わり、二回、三回と公開討論会を積み重ねられたならば当初の目的に近づけたのではないかと思っています。
 市川市が5区と6区の二つの衆議院の小選挙区に分かれてしまっていることから、この目論見は成功しませんでした。しかし、究極の公開討論会は選挙です。市民の皆様を前に候補者が政策を訴えて、そして市民の皆様が投票する、その材料を数多く提供できたと考えれば、今回の“実験”も無駄ではなかったと思います。
 選挙は22日告示、29日投票です。どうか、貴重な一票を投じて下さい。
 

市長候補について、その2

11月9日(月)
 先週、市川市の市長候補者について、民主党千葉県連は大久保氏に推薦を出すことを決定したと書きました。しかし、これは県連選対がそうしたいという旨、私に報告しただけで、正式な決定ではありませんでした。皆様に誤った情報を流してしまい、申し訳ありませんでした。
 県連選対の決定に対して総支部長は異議を申し立てることができます。実際に、複数の総支部長から異議が寄せられ、明日、総支部長会議が開かれることとなりました。したがって、そこでの決定が、最終的なものとなるはずです。
 ご承知のように小泉県議も立候補を表明しました。このほかにも立候補を表明する人が出てくるかもしれません。私としては公開討論会を重ねて、候補者が絞られていけばいいと考えていましたが、時間だけが経ってしまい、実際の政治活動に支障が出てしまいました。公開討論会にご参加していただいた方たちには、ご迷惑をお掛けしたことをお詫び申し上げます。
 最終的には市民の皆様の投票行為によって、市長を選びます。できるだけ多くの判断材料を提供しなければ、という思いから公開討論会という手法をとらせて頂いた事をどうかご理解頂きますよう、お願い申し上げます。

市川市長選候補決定

11月6日(金)
 市川市長選挙は5区が押した大久保さんが民主党推薦候補に決定しました。5区のほうが市川市に占める面積や人口が多いということから、5区の判断が優先されたものと思われます。不適切な判断ではなはだ残念です。
 公募をしておきながら、公募した人の中から選ばないという選択は本来はありえません。こんなことをして選挙に勝てるのか疑問です。しかし、5区、6区間の調整ができずに県連に決定権を委ねた以上、これも民主主義のルールですから従わざるをえません。
 市川市長選挙は22日が告示、29日が投票日となっています。決まった以上、勝利に向けて頑張るしかありません。

市川市長選候補者選びについて

11月5日(木)
 せめて週二回書こうと思っているのですが、一度になってしまってしまい申し訳ありません。なんだかんだ、事務所にいると人の出入りが多く、落ち着いて、この欄を書く時間がとれませんでした。
 さて、市川市長選挙について、今日の朝日新聞にも書かれていました。公開討論会をしてから随分、時間がかかっているのに、候補者を絞りきれずにご迷惑をお掛けしています。
 経過を申し上げますと、公開討論会の後に、もう一人の方が名乗り出ました。私はこの人も加えて、もう一度公開討論会をして、選ぶべきだといいましたが、時間と場所が取れないということで、公開討論会をもう一度開くということは実現しませんでした。
 その後、この方が先週、一方的に記者会見を開いて市長選挙に出馬することを表明してしまいました。競馬のレースに例えれば、討論会に出た人たちが、きちんとゲートに入って待っている間に、勝手に一頭だけスタートしてしまったようなものです。
 6区では1日に幹事会を開きました。民主主義のルールを無視した人は除外をするというのが、最初の結論でした。その後で、公開討論会に出席した人の中から、この人が候補に相応しいという人を一人選び、その後に設定されていた、5区と合同の市川協議会に臨みました。
 5区は既に出馬を表明した方を推薦しました。6区はそれは受け入れられないということで、残念ながら協議は不調に終わりました。県連ではこれから参議院の候補を公募したり、再来年の統一地方選挙では県議候補も公募することを決定しています。
 公募しておいて、公募者以外から選ぶというようなことをすれば、民主党の公募自体に疑問符がついてしまいます。また、何より民主党は民主主義のルールを破ったという批判が出てしまうことも間違いありません。だから、6区としてはどうしても譲れないと主張しました。
 5区側もその人しかいないという主張を譲らず、その後も話し合いをしましたが、統一した候補を選ぶことは出来ませんでした。最終的に6区5区で決めたことは「どうしても民主党の推薦候補を出さなければいけないこと」「自主投票は避けなければいけない」ということでした。
 市の協議会で結論が出せなかった場合の、処理の仕方が決まっていませんしたが、時間も迫っていることから、県連に候補者を決定してもらうということにしました。
 これがこれまでの経過です。
 公募していただいた方には本当に迷惑をかけました。この場を借りてお詫びを申し上げます。また、市民の皆様にも候補者選びの混乱でご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。

与党が質問しないということについて

10月27日(火)
 昨日は鳩山総理大臣の所信表明演説が行われました。総理になってからの初めての演説で注目しておりましたが、期待に違わず、自分の言葉でしっかりと国民の皆様に訴える迫力がありました。
 これまでの自民党の所信表明は、官僚の書いた作文をただ棒読みするだけで、何の感動も驚きもありませんでした。やはり政権交代によって、国会も変わるのだということを昨日は実感しました。
 明日からは代表質問が始まります。民主党は政府と与党とは一体という考えから、代表質問を行わないと決定しています。これまでの与党質問は、質問をするというより、政府の考え方を国民に知らせるという目的から行われてきました。したがって、中身がなく、時間の無駄でした。
 こうした無駄を排するというのが民主党の考え方のようです。代表質問はともかく、今日聞いたところでは、予算委員会での質問も民主党はしないという方針のようです。このままいくと、他の委員会も予算委員会に習って、質問をしないということになりかねません。これでは、国会の空洞化と批判されても仕方がないように感じます。
 政府に対して質問をすることによって、その法案の問題点をあぶりだして行く。そして必要があれば修正するというのが、与党の議員としての勤めです。それを最初から放棄するというのは、やはり民主主義の原則から逸脱しています。きちっと、与党としても中身のある質問をする、そういう新しい伝統を作っていくべきだと私は考えます。
 私は今回、安全保障委員会と、海賊・テロ委員会に所属しました。沖縄の米軍基地移転問題、給油法の延長問題などを審議する重要な委員会です。日米地位協定を見直す、朝鮮半島を安定させる、そして在日米軍基地を撤退させる、これが私の最大の課題です。それを実現するには最もいい委員会と選択をしました。
 皆様のお知恵を拝借したいと思いますので、どしどし意見をお寄せ下さい。

民主党への期待の大きさ

10月20日(火)
 18日に久しぶりに「市民フォーラム」を開きました。初めての方も含めて、たくさんの人に出席して頂きました。これまでずっと事務所の大会議室で行っていましたが、もう入りきれなくなったので、次回からはもっと大きな場所を借りて行おうと思っています。
 参加者の多さを見ても、いかに民主党政権に対する期待が大きいか分かるというものです。民主党の政府・与党の一体運営について、その仕組みと問題点。また与党の議員の意見をどう政府に反映させるのか、国会の議論はどう変わるのかなどについて話しました。
 また、中国訪問についても話しました。日銀の北京支店長が「中国政府は日本の政権交代に衝撃を受けていた。あのように長く続いた自民党政権が、あまりに簡単に倒れてしまい、共産党政権とて未来永劫安泰ではない、という意味で衝撃を受けていた」ということです。私は、自民党より民主党政権の方が近いので中国政府は喜んでいるとばかり思っていましたが、意外な反応にびっくりしたという話をしました。
 参加者からは子育て支援について、所得制限を設けるべきだという意見や、マニフェストにあまりこだわることはないという意見、政府の無駄を徹底的になくしてほしいという意見などが出されました。
 政府予算を徹底的に削減するためには、政策的経費だけでなく人件費などの固定経費にも切り込まなければならない。しかし、今回は政権交代してから時間が余りにないので、次年度予算からしか本格的な無駄の削減はできないという話をしました。
 熱心な質疑応答であっという間に2時間が過ぎてしまいました。
 ところで、今日は神奈川の参議院補選の応援に行ってきました。妻の実家がある松田町の隣の秦野市を回ってきました。夏の衆議院選挙の余韻が残っているのでしょうか、引き続きの選挙にもかかわらず、多くの方が手を振ってくれたことには驚きました。ここでも民主党政権に対する期待が大きいことを再確認しました。それだけ、民主党は大きな責任を担っているということです。あの反応を見る限り、神奈川は心配ないと思います。
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結果を出すための方法はいろいろある

10月16日(金) 
ページの更新が遅れてしまって大変申し訳ありません。午前中は地元の事務所に、午後には会館に入るのですが、次から次へと人がやってくるので、なかなか落ち着いてブログを書く時間がとれません。
 さて、鳩山政権が発足してから1ヶ月がたちました。立ち上がりは国連総会での演説などおおむね順調に推移したのではないかと思っています。しかし、予算編成を控えてこれからがいよいよ正念場を迎えます。
 マニフェストで約束をした政策を実行に移さなければなりません。しかし、来年度の税収見込みは今日の新聞によれば40兆円前後と言われています。概算要求は既に90兆円を超えており、どうやって財源を確保するのか、前から言われてきたことですが、民主党の手腕が問われます。
 麻生内閣の補正予算の無駄削減を進め、その結果、ほぼ3兆円を捻出しました。来年度予算についても、必要なものだけ積み立てるという方式に予算編成を改め、徹底的に自民党政権時代に積もりに積もった無駄を削除していかなければいけません。
 国交省がやったように、まず高速道路の建設は一旦全て凍結する。そして、改めて必要なものだけ建設を許可する、そうした方法も取り入れながら大胆な経費節減をしていかなければなりません。
 私が以前書いた、リエンジニアリングの手法が参考になるのではないかと考えています。すなわち、ある一つの結果を出すための方法はいくつもあります。従来の方法の中で無駄を削除しても、最大30%程度の無駄を排除できるに過ぎません。
 ところが、発想を変えて、リエンジニアリングの手法を使って、結果を出すための方法そのものを変える。そうすると半分とか3分の1とかという画期的な削減をすることができるケースがあります。
 予算編成もこのように結果をだすための方法自体を変えていく。そうすればこれまで80兆円かけてやってきたことを40兆円で出来ることもありえます。要は、抜本的にこれまでの官僚手法そのものを見直す指示をしっかりと政治家が出すことだと思います。
 旧来の発想のままでは、結局、赤字国債を発行して、借金を増やすだけということになってしまいます。
 民主党にとって最大の問題は時間です。僅か2ヶ月ちょっとで、全面的な見直しをすることは残念ながら不可能です。したがって、まず、方針だけを徹底し、方法そのものを見直すということを霞ヶ関および、政治家に徹底することが大事だと思います。

副幹事長の仕事

10月8日(木)
 昨日、小沢幹事長から電話があって、副幹事長に就任することが決まりました。藤井元幹事長の時代にも副幹事長はやったことがありますので、二度目ということになります。
 それを受けて今日お昼にテレビ朝日に出演しました。コメンテーターの川村さんが「生方さんの役割は新人教育」と言っていましたが、確かに党の役員の一人として新人教育は極めて大事な仕事だと思います。また、番組でも言いましたように、新人は来年の参議院選挙を応援することによって、自分の選挙地盤を固めるという仕事もありますので、その面から選挙応援を新人と一緒にしなければならないと考えています。
 しかし、今回の人事は不可解な部分があります。参議院の議員会長が幹事長代行を勤めていたり、参議院の幹事長が筆頭副幹事長になっていたりと、前例のない人事となっています。一般的には今回の人事は参議院選挙シフトと言われています。しかし、あまりポストを重複させると、かえって力をそぐことにならないかと心配もしています。
 いずれにせよ、まだ、新体制が始まったばかりなので、これからもしばらくは試行錯誤を続けていかざるをえないと思います。大事なことは政権交代で目指した、国民主導の政策決定をどのようにシステムとして確立していくかということです。私もこれから仲間と一緒に研究していきたいと思います。

5千年の歴史の中の建国60周年式典

10月6日(火)
 9月30日から3日まで中国に行ってきました。1日に行われた建国60周年の記念式典に出席してきました。民主党からは私と海江田万里さん、自民党からは加藤紘一、野田毅、高村正彦さんらが参加しました。
 式典の模様はテレビニュースで報道されましたから、ご覧になったかたも多かったと思います。私は10年前の50年式典にも参加していますので、二回連続の出席ということになりました。前回もパレード当日は見事な晴天でしたが、今回も1、2、3日とも快晴で、北京市内から周辺の山岳地帯が見えるほど空気が澄んでいました。
 報道されていましたように、大変な警戒ぶりでした。軍事パレードが行われた1日は北京首都空港が封鎖されました。また、パレードが行われた天安門広場や長安街というメインの道路や周辺地区一帯は参加者以外すべて立ち入り禁止になりました。参加者もホテルに入るとき、出るときに厳しいボディチェックを毎回受けました。
ウィグルでの暴動や様々な国内問題を抱え、万が一のことがあったら大変と当局が心配した結果だと思います。
 こう書きますと、さぞ北京は緊張していたのかと想像されるかもしれませんが、式典が行われた翌日にはたくさんの市民が天安門広場につめかけ、記念写真を撮る姿が見られ、ごく普通に休日を楽しんでいる光景が見られました。
 中国でも日本と同様に格差が広がっています。しかし、日本と違う点が一点あります。日本の場合は一部の金持ちは更に金持ちになり、金がない人はもっと金がなくなると言う格差の拡大でした。中国は確かに金持ちは極端な金持ちになっていますが、金がない人も以前よりは収入が増えています。結果として格差は日本より大きいかもしれませんが、上下に開くのではなく、上向きの二本の線の間が拡大しているという
のが現状です。
 格差は拡大していても、国民全体の不満にまで至らないのは、これが原因だと思います。また、悪いといっても中国経済は依然として7~8%の成長と続けており、成長してさえいれば、誰にも可能性があることが、中国全体を活気ある社会にしているのだと思います。             
 10年前はメイン道路は綺麗だが、一歩中に入ると混沌と混乱が待っていました。しかし今回はオリンピックを経て、プートンといわれる路地まで整備されつつあるのが印象に残りました。暗い路地の中に突然、民家をそのまま残したおしゃれなパブが出現し、たくさんの外国人が楽しんでいる、また、上海並みの高層ビルがたくさん出現していることも10年前には見られなかった光景でした。いまや中国は日本の最大の貿易相手国です。これまでは私もお客さんとして中国に行っていましたが、与党ですから、これからは交渉役として頑張らなければいけません。

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