「短期フリーターまで雇用保険適用」で、
「正社員の雇用保険が流用される」
また、マニフェストは「すべての労働者に雇用保険を適用」としています。
つまりたとえば、週の労働時間が20時間に満たないパートタイマーでも、1〜2か月の期間限定で雇われるフリーターでも、雇用保険に加入するようになるのです。
企業は賃金の一定比率を保険料として納めなければならないわけですから、これもコストアップになります。
個人にとっては、失業した場合に手当てが受け取れる面はありますが、日常の賃金から保険料が天引きされるわけですから、マイナス部分もあります。
そもそも、現在の雇用保険をそのまま適用拡大するなら、正社員がまじめに毎月納めた雇用保険料の原資が、「頻繁に職を辞める非正規労働者に移転してゆく」ことになりかねません。本当にこれでいいのでしょうか。
どういう仕組みで全労働者に雇用保険を広げるのか? その詳細はこれからですが、やり方次第ではマイナスに思う人も相当出てくるでしょう。
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