Twitterでリンクを共有しようとする場合、URLをすべて入力しなければならないとするなら、それだけで発言可能文字数のほとんどを使ってしまうことになる。Twitterも早くからこれを認識し、140文字制限にひっかからないように、自動的にURLを短くするようになった。
URLを短くする機能を実装するため、TwitterはTinyURLと手を組んでいた。TinyURLはURLをかなり短く(類似サービスの中で最も短いわけではない)してくれるもので、これを使えば140字の文字制限を有効に使えるようになる。両者の協力関係は約1年続いた。TinyURLを選択した理由が公表されることはなかったが、この両者の関係のおかげでTinyURLの露出は増え、多くのトラフィックがもたらされるようになっていた。
しかしこの関係にも終わりを告げることとなった。いつの間にかTwitterは標準のURL短縮サービスをTinyURLからbit.lyに置き換えたのだ。bit.lyはスタートしたばかりで、TinyURLと同様のサービスを提供する。有名なエンジェル投資家から$2M(200万ドル)を調達したのも最近の話だ。
実はこのニュースも、さほど驚くには値しないものだ。bit.lyを運営するのはSummize(2008年7月にTwitterが買収))などTwitter関連の企業を支援するBetaworksなのだ。また初期からTwitterに投資し、アドバイザー役も担うChris SaccaやRon Conwayもbit.lyに出資している。
表面に現れてきたこの動きにより、人々の頭には当然次のような疑問が浮かぶこととなった。すなわちTwitterはURL短縮サービスを提供するbit.lyをすぐにも買収する方向で話を進めているのだろうかということだ。
(Avi Muchnickの情報提供に感謝する)
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(翻訳:Maeda, H)