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2005年10月31日
ミキタニよりすごいツタヤの増田

 皆さんあまりご存じないが、楽天、という企業は、ツタヤの会長である増田宗昭が全額出資をして作った会社である。ほとんどのマスコミはなぜか真実を報じず、きれいごとばかりを報じているが、三木谷が興銀をやめた後、増田のかばん持ちを一年半もやっていたというのは業界人の間では常識の話である。


 かばん持ちに疲れたのか、ある日三木谷は増田に独立を宣言する。疲れたというか、もういやだといったところである。しかし、楽天設立の際は資本金の全額を増田が拠出した。


 やがて楽天は株式公開する。公開時の増田の持分はおよそ50%近かったが、これを増田はほとんど売却してしまう。三木谷は増田に文句を言うわけにもいかず、なんとなく二人の間にわだかまりが起きる。


 増田というのは、上場前からやたら株式投資をしていたりして、そもそもツタヤ上場の前にいたスポンサーが謎である。だがしかし、自分の社員を政府関係の委員に押し込めたり、こっそりと小泉首相と飯を食っていたりする人間だ。日本のインディーズアダルトの利権にまで手を出している。


 そのほかにも、TBSと増田が共同出資した会社がある。増田は当然、TBS役員とも親しい。それを利用したのか、三木谷がTBSを買収する計画の際、増田は「TBSはいいといっているよ」という旨を聞かされたそうだ。「共同持ち株会社を持っている増田さんの話ならば」ということで今回の話に乗ったという噂が、IT裏人脈を駆け巡っている。


 なぜ増田がそんな三木谷をハメるような真似をしたのか。関係者によれば、


 「三木谷がテレビに出てちやほやされているのがどうにもこうにも気にいらなくなったから(ITベンチャー取締役)」


という。確かに、楽天球団を作るときの企画書は増田傘下のコンサルティング会社が関係していた。そもそも、上場前から増田の世話になっていた三木谷だが、今は三木谷ばかりがメディアに出て、いかにも三木谷一人でがんばってきました、のような報道がなされている。そこで「男の嫉妬」が生まれたのではないか、とある経済ジャーナリストも分析する。


 「増田は確かに優秀。資産は三木谷の比ではない。表には出ませんが、日本のベンチャー投資で増田は莫大な金を出した。それが功を奏したのか、現在は莫大な資産を保有し、東京三菱銀行以外の銀行はすべて頭取ともつながる間柄です」


 三木谷関連の報道は「もはや三木谷に資本なし」などとなっている。やはり虚業は長続きしないのだろうか。


 増田は実を取り、三木谷は見た目を取った。増田が恨みに思っているとすればお門違いだろうし、実を取ったから資産がついてきたのだろう。



 増田は自分の持ち株会社、マスダアンドパートナーズや、関連会社のスパイラルスタージャパンなどの人間を通じ、都内の駅前の大規模ビル(有名なのは渋谷駅前のスターバックスが入居しているビル)を買収し続けている。大資産家であり、もはや食うに困らないどころの話ではない。それでもやはり自分のかばん持ちをしていた人間が気に入らないのであろうか。今後、増田の人物像についても追っていくことができれば面白いと思う。

 (http://www.nikaidou.com



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