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2009年11月18日(水) 19:20 |
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虐待事件が相次ぎ深刻な問題に
11月は児童虐待防止推進月間ですが、岡山県内では今年に入ってから虐待事件が相次ぐなど深刻な問題となっています。
児童虐待防止法では、(1)殴る・蹴る・激しく揺さぶる身体的虐待、(2)性的な暴力を働く性的虐待、(3)食事を与えない、家に閉じ込める育児放棄、(4)言葉による暴力や無視・拒否など心理的虐待の4つと定めています。 去年1年間、岡山県内で福祉事務所などに寄せられた児童虐待の相談件数は915件とここ数年で倍増しています。 一方で今年8月に、育児に疲れたと泣き止まない双子の息子を殴り、長男を死亡させたとして母親が、逮捕・起訴されるなど今年6月以降、虐待事件が立て続けに4件発生しています。 虐待は一般的に子育てへの不安や、夫婦間の意見の不一致、地域での孤立が背景にあると言われています。 また、虐待を受けた子どもは親の愛情を感じないまま育つ傾向にあり、その後の成長にも大きな影響があると懸念されます。 虐待事件を防ごうと、岡山県では、18日警察や児童相談所など関係機関を集めた緊急会議を開きました。 特に県内の虐待事件では、生後間もない乳児への暴力が相次いでいます。 岡山県では、市町村との連携を強化し母親に妊娠中から切れ目のない支援が出来る体制作りを行う方針を固めました。 子どもへの虐待は家庭だけでなく地域社会も大きくかかわる問題です。 岡山県では子育てに悩んだときには行政へいち早く相談をと呼びかけています。
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